Googleで開催された「Google+ユーザミートアップ」レポート

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六本木ヒルズのGoogleで開催された「Google+ユーザミートアップ」レポートをお送りします。Google+担当のVPであるBradley Horowitz氏が参加しております。

まずはBradley Horowitz氏より挨拶。

今日はこの会議を楽しみにしていた。ユーザのみなさんに集まってもらって文句を言う会(笑)ただ、率直なところここはうまくいっているけれど改善して欲しい、というフィードバックを頂ければと思っている。

2012年に向けて素晴らしいプランを持っているが、今日は全貌を話すことができない。しかし、私はGoogle+に対してワクワクをしている。Google+に参加しているので、きっとみなさん秘密を守れないだろうから(笑)

ただ、次に何を出すかと考えている時は、ユーザの意見を聞いて、その内容によってリリースする順番を決めるということをしている。

Google+の全領域に渡って、それが改善されるということは今は申し上げられないが、ただ、いずれにせよ写真にせよ+ページにせよ、検索、ストリーム、全てが徐々に良い方向に進化していくということは言える。

それと共にGoogle+はあらゆるGoogle製品との統合を行なっていく。Gmail、検索、Blogger、YouTube、全てはGoogle+と統合される。われわれGoogleはグローバルマーケットを見据えているが、日本市場を大事にしていることもお伝えしたい。

Google+は43の言語でローンチしている。あらゆるユーザに使って欲しいものだ。これが成功するか否かは我々もなすべきことはあるが、みなさんにもかかっている、とも言える。

いかに多くのオーディエンスを集めることができるかは、みなさんがいかに良いコンテンツを作ってくれるか、つまりみなさんの肩にもかかっている。

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kansaiさんより。

私はGoogle+などのランキングサービスなどを運営している。現実世界に近い概念を持っているのが好き。YouTubeのトップページに反映されるのも良い。誰に勧めたいか、現在だとサークルの概念が難しいのでインターネットのリテラシーのある人に勧めやすい。英語圏の人だけ、日本語圏の人だけ、に投稿するような機能が欲しい。今は18,000人くらいからフォローされている。外国人の人も多いようだ。そのため、言語を決めて投稿したい。開発者なのでAPIの制限を緩くして欲しい。

武田奈々さんより。

11月まで三田祭のミス慶応に出場していた。それがきっかけでGoogle+を知ることができた。使い始めてYouTubeだったり、日常生活の写真であったり、それを多くの人に共有できることがすごく楽しいと思った。なんでも発信できるからこそ、記事や言葉に対して慎重にならなくては、と思った。いま、Google+は私のまわりではあまり使われていない。もっと大学生にも使って欲しい。特にコメントをくれるのは男性が多いので(笑)もっと女性との繋がりを強めていけたらと思う。

Bradleyより。

サークルの人数は出さないのか?

武田奈々さんより。

もともと出さない決まりがあった。コンテストのルールとして。

堀さんより。

例えば飯ストリームみたいなものがあると、ランチやスナックを投稿していて、よだれが出ちゃう。もう一つのストリームは、おはよう、おやすみを投稿する。こういう人たちはその場でやっている。他の人たちの使い方を見て、Google+の世界が広がっていく。ということで、Google+が素晴らしいのはクラスタがあるということ。Facebookは既に知っている人、Google+はこれから知り合いたい人と知り合えるのが違う。

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Sakaguchi Ayaさんより。

iPhoneで撮影した写真を共有している。世界中の人とコミュニケーションできるのが楽しい。動画も画像の共有も見やすくてすごいと思う。

Bradleyより。

AndroidじゃなくてiPhoneを使っているんですか?(笑)

Sakaguchi Ayaさんより。

Androidも持っている(笑)なんでもできる反面、何に使えるというのが届いていなくて、アカウントを使ってログインしない人が増えると思う。使い方をもっとうまくすれば、多くの人が使うようになって、もっとGoogle+が楽しくなると思う。まだGoogle+は重いので軽くなれば良い。

いしたにさんより。

要望はいろいろあるが、過去に自分が+1したものを見返せるようにして欲しい。いわばタイムラインのように、過去の+1を簡単に表示できるようにして欲しい。同じようなものを+1した時に、重みづけされると良いのでは。よりライフログとしての価値が出てくる気がする。やはりどうしたらいいか分からない、という人がいる。日本では制限がない時にどうしたら良いか分からない。楽しみの提案、ユースケースのようなものをピックアップしてオフィシャルにアナウンスして欲しい。

Bradleyより。

Music Mondayなどがあるので、それをもっと効率良くしたら良いですね。

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Mika Uenoさんより。

仕事はEvernoteで広報・マーケティングをしている。もともと短いコンテンツを発信するのが性に合っている。シンプルで簡単、という印象がある。普段の使い方は基本はパブリックで投稿している。私は英語と日本語の両方を書くようにしている、両方に友だちがいるので。Google+で素晴らしいと思うのは写真のサムネイル。いろいろなソーシャルメディアで出したが、Google+のサムネイルが最も素晴らしかった。モバイルでもぜひ。モバイルがキーだと思う。ページデザインはシンプルで好きだが、一方でシンプル過ぎて分からなくなることもある。もう少しサークルごとにテイストが違うと良い。

Bradleyより。

Hangoutは誰も使っていない? けっこうサプライズだ。通常の一番のお気に入りなのだが。

Kengoより。

日本のユーザはビジネスアワーに使っている人が多い。仕事をしているふりをして、Google+を見ている。だからオフィスの中では遠慮する。17時過ぎると書き込みが減るということがあると思う。

Mika Uenoさんより。

夜中でもカメラに写るのは抵抗がある。リアルタイム過ぎると入るのに躊躇する時がある。

Takahashiさんより。

ぼくはGoogle+を気に入っている。奥さんにアルパカカレーをつくって写真をGoogle+に掲載した。WordPressでブログを書いているがツイッターで16シェア、タンブラーが5、Google+は150のシェアをして貰った。それは写真が大きくでるところがいいところ。ただ、残念ながら奥さんはGoogle+をやっていないので、分からない人とはシェアしたくないと言う。実名に日本のユーザは抵抗がある。そこを隠せると安心して奥さんも使ってくれるのでは。

Seiichi Sekiguchiさんより。

普通のサラリーマンなので趣味にしか使っていない。FacebookからGoogle+に移っている人は以外に少ない。もう少しアピールできるところがあると良い。先週、Google+で知り合った人たちとオフ会した。Facebookのようにイベントの機能がないので参加者を集めるのが大変だった。ぜひイベント機能を欲しい。

Isozakiさんより。

ブログのコメントやトラックバックで会話が行なわれるのはほとんどなくなって、最近はGoogle+だとやりやすい。Google+は割合意見を聞きたい人が集まっている。ツイッターでも意見が多いがノイズも多い。Google+は整理された形で意見を貰えるのが良い。翻訳がついているのも良い。ぼくはそこそこサークルに入れて貰っているが、Google+の友だちが少ない人に勧めにくい。何も起らないとつまらない。自分の貢献をビジュアライズできると良い。話の途中経過がシェアできたりすると、自分がコミュニケーションに貢献しているのだな、ということが分かってより活性化されるのでは。

Kogureは統計情報が見たい、というリクエストをしました。

Furukawa(けんすう)さんより。

非常にコミュニケーションしやすいインターフェースになっている。かなりできがいい。一方で、日本だと匿名でやり取りすることが多い。私のサークルにも匿名が多い。そこをやりやすくするのか、完全に実名に寄せるか、どちらかになると良いと思っている。日本では本名や顔写真を出している人はおかしい人が多い。普通の人が入りやすいのは匿名性が高い方が良いのかもしれない。昔からインターネットをやっていると、顔写真や名前を出さない方がコミュニケーションしやすいというイメージがある。

Okada Yuka(ゆかたん)さんより。

Google+の面白いところは、インターネットに国境がないことを改めて教えてくれた。ツイッター、他のソーシャルサービスは世界で使われているが、海外の人が隣にいるという感覚はあまりないが、Google+だと台湾の人のランチの写真があったりとか、そういうことが普通に起きてこれぞインターネットだと思っている。ただ、ユーザの数がまだまだ少ない。もっとギークじゃない普通のランチを見たいと思っているので、何が必要かというと、国によって違うが、日本の場合は匿名性が必要になるのかもしれない。さらにチューニングが進むと、Google+がもっとたくさんの人に使われるようになると、もっとインターネットが面白くなると期待している。

井上愛美さんより。

Google+をコンテストで使っていました。とても楽しかったが、写真をたくさんの人と共有したりとか、パブリックで主に使っているが、友だちにGoogle+を勧める時に説明しにくい。Google+はFacebookとツイッターのいい部分を持っているが説明しにくい。なぜなら使う理由が見つからない。キャッチコピーがあればGoogle+の説明になるかもしれない。例えばセレブが使っているとか。

Kengoさんより。

Google+の使い方もツイッターとどう違うかと言われると分からない部分があるが、気になったことを少しずつポストしながら後で記事を書く、という使い方をしていることが多い。自分のポストを振り返るという意味で、プロファイルを開いたりしている。Google+の良い点は、ツイッターにない点として自動更新というのは良い。コメントがついたものが上に上がってくる、シェアされたものが上に出てくるのが良い。Hangoutはもう少し日本で流行っても良いと思うが、時間帯で使いにくい。食べ物の写真が多いと思うので、モバイル端末からHangoutがスタートできると良いのでは。DM機能ができたがもう少し分かりやすいと良い。

Jennyより。

日本にきて4年になる。日本語を勉強している。それでGoogle+を使って日本語を勉強している人と知り合おうとしている。しかし日本語のネイティブスピーカーは入ってくれない。サークルによって、言語レベルの分け方ができると良い。ページ機能も良い。ただ、サークル化するとノイズがすごく多い。その言語を学べるようなサークルにオプトイン機能があると良い。

Yuga Kuritaさんより。

サウンドプレーヤーを埋め込みたい。リポストできると良い。日本だけかもしれないが、What’s、Hotセクションが挨拶だけなので退屈。プロファイルで見られる投稿が200という制限があるが全てを見たい。

Masahiro Iwataさんより。

Google+は情報収集で利用している。要望としては、他のユーザと話していてよく聞くのは、ポストの再共有をした時にオリジナルポストへのリンクが表示されない。

Bradleyより。

大きなバグでフィクスしないといけない。一番嫌いなバグ。まだ最重要ではないので、次に一番重要なこと、絶対に直す。

Masahiro Iwataさんより。

有料のメールマガジンをやっている人が、Google+の限定公開の機能を有料メールマガジンの代わりにできないか。

Bradleyより。

それも良いアイデアだ。それを簡単にできるように支援していきたい。

Youhi Hoshinoさんより。

ダムの人と呼ばれている。多くの人が知らないことばかり。気に入っているのは、写真がストリームに表示されて流れること。ツイッターはリンクをクリックしないと画像が見えない。ほとんどの人はダムには興味がないと思うが、写真が流れることで興味を持ってもらえる。改善して欲しいのは、モバイルのクライアントが使いにくいこと。通信環境の悪いところに行くと、ストリームを開いてからでないと投稿できないので現地でできない。

Yukihito Ikomaさんより。

Googleのサービスが好きなので、リーダーから共有するなどしている。会社はGoogle Appsだが、Chromeのプロファイル機能を使って会社でも見ている。改善して欲しいのは、YouTubeでHTML5のトライアルを有効にしていると、Google+でスライドするバーが使えないのでなんとかして欲しい。ポストされているものを共有する際に、ストリームが流れると書いているポップアップのウィンドウが流れてしまう。ストリームのRSS対応をして欲しい。Googleバーがリニューアルしているが、高さがけっこうある。メニューもカスタマイズできない。リーダーはmoreに入ってしまっているので、気軽にみたいものが開けるようになると良い。

Bradleyより。

一番の大きな悩み、Google+をまだ友だちが使っていない、ということですかね。それは私が解決できないのでお手伝い頂きたい。おっしゃる通り、いい答えがないといけない。いい答えが出せるように頑張りたい。日本はいろいろ課題があると思うし投資もしていく。粘り強くフィードバックをこれからもお願いしたい。

武田奈々さんより。

就職活動生が使いやすいようにして欲しい。Facebookは企業が使っているので、そちらを使うことが多い。大学生に使いやすくなれば、もっと増えると思う。

Okada Yuka(ゆかたん)さんより。

2/3がプライベートの投稿ということだが?

Bradleyより。

それはノンパブリック、サークル限定の投稿。

以上です。