カルガリースタンピードの一日の終わりを飾る「グランドスタンドショー」の舞台裏に潜入させて頂きました。175名の子供たちが演じる、素晴らしいショーの裏側です。
彼らは、歌と踊りのオーディションに合格した「ヤングカナディアンズ」というグループで、カルガリースタンピードにはボランティアとして参加しているそうです。
7歳~20歳のカナダの子供たちで、175名が参加しています(年齢により3つの部門に分かれる)。合格した子供たちは奥にある建物で練習し、生活費や学費が支払われる、いわゆる奨学金を貰ってるのだそうです。
エレベーター式なので、毎年あるオーディションでは小さい子供たちの枠が大きいそうです。彼らは毎日、学校の後に練習に通って来るそうです。
卒業は特にないのだとか。ハイスクールも彼らが通うことを認めてくれており、単位にもなっているようです。街をあげて応援している、ということなのでしょうね。
続いて、グランドスタンドの下(舞台裏)も見せて頂きました。
ステージ下のドレッシングルームです。
ミドルエイジの女の子たちのメイクルームになっています。各人、それぞれの席があるそうです。
衣装はなんと全部で6,000着!!
専属のデザイナーがいるそうです。
出演するボーイズ&ガールズがくつろいでいるロビー。
衣装さん。
毎回少しずつ痛むので、直してるところです。
ハイビジョンモニタの調整ルーム。
かぶり物には自分でアレンジを加えている子も。
音楽部があり練習もしています。音楽をするのは子供たちではなくプロの人たちで、別の施設に115名いるそうです。
ステージに登場するサニーとジー。
これもステージに登場するそうです。
当たり前ですが、階段を上ったらど真ん中にでました。
あの遠くにあるステージがトラクターに引っ張られて‥‥
ここにやってくるのですね。
ロデオを観ている時は気付かなかったのですが、これらもグランドスタンドショーの装置なのだそうです。
「グランドスタンドショー」以外では、クリスマスとニューイヤーズデイ、つまり元旦にスタンピードパークの特別な施設でダンスを披露するそうです。稀にイギリスからクイーンがきた時などに披露することも。
なんとなく、イメージとしては日本の宝塚のようなところなのかな、と思いつつ、学校の部活の代わりのようなところもあるのかな、と感じたり。
7歳から20歳まで、自分の意志で続けている子供たちですから、非常にはつらつとした印象を持ちました。ステージではどんな姿を見せてくれるのでしょうか?