「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」レポート

「Touch Diamondと考えるスマートフォンの未来」ブロガーミーティングに参加させて頂きました。そのレポートをお送りします。

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まず最初に「Touch Diamond」のOSであるWindows Mobileを開発しているMicrosoftの方と、メーカーであるHTCの方のプレゼンテーションが行われました。

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■スマートフォンの今後とWindows Mobile

▼スマートフォンって何?

スマートフォンの定義

利用者が汎用的なオペレーティングシステム上で、アプリケーションを自由に追加して機能拡張やカスタマイズができる携帯電話及びPHS。

例えば‥‥

・Windows Mobile
・iPhone
・Android
・BlackBerry

▼モバイル市場の環境

ネットワーク → 回線の高速化
端末 → 高機能化・多様化
サービス → インターネット
料金 → 低料金化・定額化

以上のことから「競争の激化」と言える。

▼モバイルニーズの多様化

ユーザ

・データ中心
・サービスへの接続
・セキュリティ
・柔軟性
・多様性

パートナー

・スピーディーな製品化
・開発コストの低減
・拡張性
・デバイスの管理性

→一貫性ある汎用プラットフオームへの期待
→ここがWindows Mobileが参入しているところ

▼プラットフオーム戦略

・シナリオ(Windows Live、msn、Vista、Office、Windows Mobile)

・ITインフラ(Exchange Server、SQL Server)

・開発ツール(Visual Studio、Silverlight、.net)

・パートナー(充実したパートナープログラム、18,000以上のアプリケーション)

▼Windows Mobileとは?

それぞれのメリット

ユーザ
・安心のセキュリティと端末管理
・使えるソフトもいろいろ
・思い通りにカスタマイズ
・PCとデータ交換
・シーンに合わせて入力方法の切り替え
・いつでもネットワークに接続できる
・マルチメディアを楽しめる
・フルブラウザ標準
・いろいろなメールが使える
・Officeが使える

企業管理者
・導入がスムーズ
・管理性
・高いセキュリティ

開発者
・豊富なアプリケーション群
・サーバとの強力な連携
・開発生産性の高さ

▼パソコンとの連携

パソコンの情報を携帯端末で持っていける
・Outlook
・同期ファイル

ソフトを使ってデータを簡単同期

▼カスタマイズ

ライフスタイルに合わせ自由に機能を拡張

・辞書、電子書籍、

▼Windows Mobile 6.1

操作性の向上
・シングルタップ WiFi接続
・Bluetooth 自動ペアリング
・Exchange Serverの自動検索
・タイムゾーン自動設定

メッセージング
・SMSスレッド表示
・入力の自動補完
・全Editionでのカット/コピー/貼り付け

セキュリティと管理
・モバイル VPN
・企業クラスの端末管理
・ソフトウェアの配布機能
・ファイル暗号化機能

▼Windows Mobileのいいところ

「個人的に」と前置きがありつつ、リンゴの会社と比較して「主に企業管理の面でメリットが多いのではないか?」というお話でした。

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▼目指す“世界観”

・Windows Vista
・Windows Live
・Windows Mobile

3つ組み合わせて何ができるのか?
Windowsのリブランディングの特徴の一つ

Windows LIFE WITHOUT WALLS
(Windowsがあれば壁がなくなる)

▼Photo Sharing

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「Windows LIFE WITHOUT WALLS」を目指すサービスの始めとして写真共有サービスを開始した。

いつでもどこからでも写真を保存/共有

Windows Live SkyDrive
・大容量5GBの無料オンラインフォルダー
・個人/共有/公開フォルダーにファイルを保存

写真を簡単な操作でアップロード可能に

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・写真をWiFiでスライドショー→ワイヤレスデジタルフォトフレーム

携帯電話で撮影した写真がそのままフォトフレームの写真が更新される世界

Software + Service + Devices の一つの形

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いろいろなストーリーを提供していきたい

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Windows Mobile

革新的なデバイスで
統合サービスを提供し
新たなモバイルの世界へ

質問:Live meshは別の部署ですか?

回答:ファイルを同期する仕組み。正直に言うとどの部署がやるか決まっていない。SkyDriveは日本独自で、Live meshの機能を先に提供した感じ。

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HTC Touch Diamond

▼HTCの紹介

スマートフォンで世界をリードするグローバルカンパニー
台湾の会社
1997年5月創立
HTCのユニークさは事業のフォーカス
高機能なスマートフォンやPDAの設計・製造・マーケティングに集中
Business Week 世界のIT企業で10位(HIGH TECH COMPUTER)
アジアのエレクトロニクス企業の営業利益率で2位
2007年にHTCブランドの全世界展開を開始→約1,000万台を出荷

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▼Touch DiamondとTouch Proの製品説明

INNOVATION 1

大きすぎず小さすぎない
11.35mmの薄さに多彩な機能
メタルフレームがしっかりと端末を包み込む
宝石のように仕上げられたカット

2008年ヨーロッパのスマートフォン大賞

INNOVATION 2

Touch FLO
シンプルかつコンパクトなホーム画面
生活のいろいろな動作をリアルに端末に反映
電話帳、封筒から便せん、CDジャケットをめくる、テーブルで写真をめくる

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INNOVATION 3

インターネットとマルチメディア機能

Opera 9.5
YouTube
モーションセンサーで横になる

3.2メガAFカメラ
動画撮影も可能

Windows Media Playerで音楽や動画を持ち運び

INNOVATION 4

多彩なメールサービスとインプット方式

S!メールにも対応
面倒なメールアドレス変更は不要

Yahoo! メールなどのPCメールアカウントも最大7つまで設定可能

文字入力
連文節・予測変換
多彩な入力方式
テンキー入力
絵文字も入力可能
英語フルキーボード入力
日本語フルキーボード入力
手書き入力

片手で簡単操作

OSはWM6.1
Word、Excelの閲覧・編集、PP、PDF閲覧可能
辞書や実用アプリなど豊富なアプリケーションをインストール可能
メール、予定表、連絡先などパソコンの情報と同期

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後発のイーモバイルがなおかつスマートフォンで
10月6日〜12日 1位(週間販売ランキング)
10月 5位(月間販売ランキング)

▼この製品が日本の携帯産業に与えるもの

日本の携帯電話が地盤沈下している
世界では伸びているけど日本は減っている
(割賦販売や景気動向の影響)

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Touch Diamond Proが日本市場に与える意味

1. スマートフォンの多様な選択肢を与える
複数事業者からリリースされる(キャリアが多様)

2. グローバル欄略プロダクトを日本市場に

発売3ヶ月で100万台
キーとなるポイントは日本製品へのローカライズもしっかり
キャリアメール
絵文字
日本語入力
ナビソフトなど

全世界とほぼ同時に日本での発売も可能になる

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3. オープンプラットフォーム戦略

ガラパゴス携帯からの脱却!

スマートフォン普及のための要素

1. 高速ネットワーク
2. デザイン&スリムな端末
3. タッチでかんたんな操作性
4. 便利で楽しいアプリ・サービス

割賦販売になれば2年はしばられる

日本の携帯電話業界の変化とHTC

・プラットフォームのオープン化
・買い替えサイクルの長期化
・端末店頭価格の値付け化

世間で言われるギャップは追い風である

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HTCの方が言われていた「ガラパゴス携帯からの脱却!」というのには、個人的には賛成です。違うキャリアでもほぼ同じ端末を選べるというのは、利用者にもメリットがあるのではないかと思います。

また、今後は割賦販売で2年しばりくらいにはなることから、端末自体がアップデートして魅力を増していく、という考え方もそうだと思いました。そのポジションにいるのがスマートフォンという訳です。

振り返ればほぼ1年くらいの感覚でPHSをはじめ携帯電話を乗り換えてきたのですが、短い間隔で端末がアップデートし、少しずつハードウェアなりが改善されたからでした(買い替えないと新機能を享受しにくい?)。

しかしこれがOSのアップデートなり、ソフトウェアの追加で端末の輝きを保つことができれば、2年くらいはなんてことない! となりたいところです。

Windows Mobileはソフトウェアの追加が可能ですが、決して簡単ではないですから、そういう意味では「iPhone」のApp Storeのような仕組みからきちんと整備されると、より一般の人も手に取りやすくなりそうと思います。

何かと「iPhone」と比較されるとは思うのですが、キャリアも違えば料金体系も端末も違う、OSも違って操作感も違う、いろいろと違うところがあるので、自分に何が必要か? というあたりを見極める目も求められるかもしれません。

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Windows Mobileが切り開いてきた市場に「iPhone」が追い風としてやってきて、スマートフォン自体にも注目が集まっていますから、今後の発展にはもっともっと注目したいと思います(Windows Mobileさんはできる子)。

スマートフォンが特別な人のための端末ではなく、誰でも手軽に使える、機能拡張のしやすい携帯電話になればいいな、と思っています。

そういう意味では「Touch Diamond」はデザインもスタイリッシュで小型・軽量で手に取りやすい端末です。なので、Microsoftにはさらにソフトウェアの改良を続けてもらって、ダイヤモンドの魅力に磨きをかけて欲しいところです!

それでは最後に、ぼくの好きな「ダイヤモンド」繋がりで、この曲で締めくくりたいと思います。「We are Diamonds.」です。どうぞ。

実はこの日は本当であればACL決勝戦がありぼくはこのイベントには参加しない予定だったのですが、これもまた何かの縁といいますか、きっと「ダイヤモンド」繋がりだったのだと思います。ありがとうございます。

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