gooランキングに、正直一番うまい「ご当地ラーメン」ランキングがありました。自分の中の感覚では間違いなく1位は博多ラーメンだと思ったのですが、残念ながら2位。1位は札幌ラーメンでした!
どんな味のラーメンか、ではなく、ご当地ラーメンという括りなんですよね。あとは佐野ラーメンとか、熊本ラーメン、台湾ラーメンなんていうのも思い出します。台湾ラーメンは名古屋だけど。
トップ10はこんな感じです。
1位 札幌ラーメン
2位 博多ラーメン
3位 長崎ちゃんぽん
4位 喜多方ラーメン
5位 佐野らーめん
6位 横浜家系ラーメン
7位 サンマーメン
8位 長浜ラーメン
9位 尾道ラーメン
10位 旭川ラーメン
「長崎ちゃんぽん」がランクインしていた!
最近、最高にうまい!ラーメンチェーン店ランキングというのがあって、ここに「リンガーハット」がランクインしていたのですよ。果たして長崎ちゃんぽんはラーメンなのか否かと思ったのですが、gooランキング的にはラーメンに入れたいのですね。
ちなみに長崎ちゃんぽんは、豚骨ラーメンの発祥店である久留米の「南京千両」がヒントとしたと伝えられています。九州地方の豚骨ラーメンのベースは長崎にあり。
6位に「横浜家系ラーメン」がランクイン。そうか、家系ラーメンもご当地ラーメンと呼べるのですか。「台湾ラーメン」は12位にいますね。個人的には超好きですけど。
で、8位に「長浜ラーメン」がおります。「博多ラーメン」と一緒に括られることもあるかもしれませんが、きちんと「ご当地ラーメン」として別に集計されておりました。
こうなると気になるのが「博多ラーメン」と「長浜ラーメン」の違いです。どちらも白濁した豚骨ラーメンのイメージです。
博多ラーメン – Wikipediaを読むと「福岡県福岡市を中心に提供されている豚骨ラーメン」とあり、発祥に関しては諸説ありますが、最も有力なのは久留米の「南京千両」と書かれています。他の説もいずれも1930〜1940年代となっています。
「長浜ラーメン」は1955年に現在の博多区築港本町にあった魚市場が長浜に移転したことで、市場のラーメン屋台も移転し、市場関係者向けに素早く食べられる極細麺や替え玉、ラーメンのタレや紅生姜などのスタイルが生まれたとされています。
個人的な博多ラーメンのイメージというのも、実は極細麺、替え玉、ラーメンのタレ、紅生姜なんですよね。これはかつて環七にあり足繁く通った「金太郎」で食べていた味で、当時は「長浜」という地名をちゃんと知らなかったため、大雑把に「博多」とインプットされたのだと思います。
今となっては博多ラーメンも長浜ラーメンのスタイルを取り入れているでしょうから、ジャンル分けすること自体が難しくなっていると思います。
ただ、自分が好きなラーメンのジャンルとしては「元祖長浜屋」で食べるような「長浜ラーメン」なのだと思います。
このあたりの詳細な歴史に興味がある方は、メシ通の博多・長浜・久留米ラーメンの違いはどこにある?とんこつ80年の歴史を紐解くと驚きの連続だったがオススメです。「今あるラーメンを線引きはするのは不可能よ」としつつ語る、久留米の大砲ラーメンの香月社長のインタビューです。
香月社長:博多は澄んだスープと白濁したスープの2種類のルーツがあるったい。「三馬路(さんまろ)」さんっていう澄んだスープのお店が最初(現在は閉店)。もうひとつは博多ラーメンで白濁したスープの元祖「赤のれん」さんやね。その2つがあって、白濁したスープの方が主流になっていった。
浦和の「スタミナラーメン」は33位でした!
2009年の「好きなご当地ラーメンランキング」のトップ10は次のようになっていました。
1位 札幌ラーメン
2位 博多ラーメン
3位 喜多方ラーメン
4位 東京ラーメン
5位 熊本ラーメン
6位 尾道ラーメン
7位 旭川ラーメン
8位 函館ラーメン
9位 和歌山ラーメン
10位 横浜家系ラーメン
当時は恐らく博多ラーメンと博多ラーメンの区別はなかったのかなとか、横浜家系ラーメンが躍進したなとか、東京ラーメンなんていうジャンルもあったか、なんていうことを思ったりしました。10年以上が経過して、ご当地ラーメンも多様化したなと思います。
↓ネタフルで書いているご当地ラーメンの記事です。
▼「元祖長浜屋」博多長浜ラーメン500円・替玉100円・替肉100円
▼富山ブラックの元祖「大喜」黒くて塩辛い醤油味のラーメンを食す!