
尾道、春の旅。古寺めぐりをしていたら「おのみち文学の館 文学記念室」という案内を見つけました。予定していなかったのですが、そのまま通り過ぎることができず、吸い込まれてしまいました。

入館料は300円。旧福井家住宅を改装して利用しています。

中は広くはないのですが、尾道出身、または尾道と関係のある文学者たちの作品などが展示されています。

「文学記念室」から見える、尾道の街並み。

尾道の漫画家・高垣眸。少年漫画を書き続けた人で、宇宙戦艦ヤマトのノベライズなども手掛けているそうです。

他にも横山美智子、行友李風、山下陸奥、麻生路郎らの作品が展示されているのですが、やはり尾道といえば林芙美子です。

手書きの原稿。しばし、目が離せなくなってしまいました。

遺品の数々。こうした生活の痕跡を見ると、色々な思いが心を巡ります。

林芙美子の仕事場を再現したものだと思います。

林芙美子の葬儀委員長が川端康成だったという写真とか。
尾道出身の文学者が多かったのは「景気が良かったから」という「文学記念室」と他のお客さんとの雑談も耳に入ってきました。
林芙美子の「放浪記」が、森光子の「放浪記」と繋がり、驚いたのもここでした。
住所:尾道市東土堂町13-28
放浪記 (新潮文庫) | ||||
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