Inside Adsense – 日本語: AdWords で「興味 / 関心に基づく広告」が利用可能になりますということで、Google AdWords/AdSenseで「興味 / 関心に基づく広告」が利用可能になるとアナウンスされました。
これはGoogleを利用しているユーザの興味/関心にマッチした広告を表示することができるようになる機能で、次のようなものです。
Google ユーザーがスポーツに関連するページを数回に渡り参照している場合、Google はこのユーザーを「スポーツ」に興味があるとみなし、そのユーザーに合った広告を配信する可能性があります。
コンテンツマッチでは、見ているページのコンテンツにマッチした広告が表示されたのですが、さらに進めてページ閲覧の履歴から興味/関心を推測して広告を出すのが「興味 / 関心に基づく広告」ということになります。
この広告配信の機能は、北米を中心とした限られた広告主様を対象にベータ版をスタートし、2009 年末までにベータ版の範囲を徐々に拡大していく予定です。日本での 「興味 / 関心に基づく広告」 の配信開始予定は未定です
すぐに日本で導入されるということではないようですが、リリースに向けてAdSenseの利用者が必要に応じて設定を変更するように呼びかけています。
この機能のリリースに伴い、AdSense 内の 「アカウント情報」 に 「興味 / 関心の広告表示設定」 が表示されるようになります。ユーザーの興味 / 関心に基づく広告掲載を行わない場合は、興味 / 関心に基づいた広告表示設定のページで、「ユーザーの興味 / 関心に基づく広告掲載を行わない。興味 / 関心のカテゴリの作成にサイトのアクセス情報を使用しません」を選択し、「変更を保存」ボタンで設定を変更してください。
「アカウント情報」を確認すると、デフォルトでは使用するようになっています。なお、使用するユーザは、2009年4月9日までに自身のウェブサイトのプライバシーポリシーを変更する必要があります。
プライバシーポリシーについては「Google 広告 Cookie とプライバシーに関するポリシー」を参照します。Googleでは具体的な文面を提案できないとしていますが、
・広告配信事業者としての Google は cookie を使用して広告を配信しています。
・Google で cookie を使用することにより、インターネットにおけるご自身のサイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいてユーザーに広告を配信することが可能になります。
・ユーザーは Google の広告およびコンテンツ ネットワークに関するプライバシー ポリシーにアクセスし、cookie オプションを使用しないように設定することができます。
というあたりを記載しておけば良いのでしょうね。
Ads Preferences Manager は、AdSense 広告の中の「”Ads by Google”」からリンクされています。
Googleユーザは「Ads Preferences Manager」にて、どのようなカテゴリが自分に割れ当てられているかを確認することができます。また、ユーザ自身でカテゴリの追加/削除が可能です。
Google Japan Blog: 新しい広告のプログラムのテストについてというアナウンスもされています。
ユーザーに対する高い透明性を保つこと-まず、この広告の仕組みのベースとなるユーザーの「興味」の情報や広告の配信先は、AdSense を利用しているサイトとYouTube からのみとなります。これが明確になるよう、Google がAdSense パートナーネットワークやYouTube に配信する広告には、Google の広告だというリンク表示が付いてます(例: Ads by Google)。
Cookieによる情報収集になるので、当然のことながらプライバシー問題が懸念されるところなのですが、Googleでは、
・ユーザ自身がカテゴリをコントロールできる
・機能を完全にオフすることができる
ということをアピールしています。「情報はAdSense の広告配信システムによって整理されるだけで、広告主やサイト運営者など、第三者に渡るものではありません」とも。
さらに詳細は「興味/関心に基づく広告 – AdSense ヘルプ」で確認することが可能です。