火力発電、水力発電、風力発電、地熱発電、太陽光発電‥‥様々な発電方法がありますが、ついに植物の根発電が開発されたようです。水田などから電力を「収穫」する新発電技術、オランダという記事になっていました。
水田で栽培される稲などの、水面下に根を張る植物を利用して発電する画期的なシステムを、オランダの科学者チームが開発した。このシステムが、世界各地の孤立した村などで安定した電力供給源となる日が来るかもしれない。
このシステムで必要なのは、水田の稲のように水の中に根を下ろす植物です。植物が光合成する際に、有機物の余りを根から放出します。その有機物は微生物が消費し、電子を外部に放出するので、近くに炭素電極を設置し、それを収穫し電気を発生するシステムだそうです。
システムを開発した会社の共同創立者によると「植物が必要量を上回るエネルギーを生成するという原理に基づいている」のだとか。
植物から直接電気を得るのではなく、余分なものを消費する微生物から発生する電子を収穫するというのは凄い発想ですが、気になるのはどのくらいの発電効率なのか、というあたりです。
とはいえ「総面積100平方メートル分で6万ユーロ(約840万円)」ということなので、きちんとシステム化されているのですね。
調べてみると「plant-e.com」としてサイトもありました。
解説動画もありました。
水田などを流用するのではなく、とりあえず専用のシステムを道路脇などに設置するのですね。