GOOランキングに、数学嫌いでも興味を持たずにはいられない数学用語ランキングというランキングがありましたよ。「数学用語でしょう?」と思ったら甘かった。そそる!
「Σ(゚□゚)エー!」と驚いたときに使われる顔文字の”Σ”は数列の和を表す記号”シグマ”です。「顔文字でしか見たことがない」「見たことはあるけど記憶から抹消した」という人もいるのではないでしょうか。そんな、あまり数学が好きではない人にもぜひ知ってほしいちょっと変わった数学用語があります。
そうは言っても数学用語ですからねぇ。そんなにねぇ。興味をそそるとかねぇ。ないんじゃないですか?
と思ったら、思いっきりそそられた!
それなに!?
みたいな用語が並んでいるトップ10は次のようになっています。
1位 セクシー素数
2位 ハムサンドイッチの定理
3位 ナルシシスト数
4位 スリッパの法則
5位 次元の呪い
6位 カオス理論
7位 はさみうちの原理
8位 婚約数
9位 ドラゴン曲線
10位 病的な関数
oh…なんだそれ!?
こういうのって、数学者がネーミングしているんですかね!?
さっぱり想像がつかないのでググってしまいましたよ。
1位 セクシー素数
セクシー素数(セクシーそすう、英: sexy primes)とは、差が 6 の素数の組 (p, p + 6) である。例えば、(5, 11) はどちらも素数であり、かつ差が 6 であるのでセクシー素数である。もし p + 2 または p + 4 も素数であれば、そのセクシー素数は三つ子素数の一部となる。
セクシー素数という用語は、ラテン語では 6 が sex であることに由来する。
2位 ハムサンドイッチの定理
形が不均一なハムとレタスとパン(1枚のみ)があります。
この3つのものを重ねて、包丁で一斬りすると、
その部分を境に全部ハムもレタスもパンもまっ二つに割れ、
その面積はハム同士、レタス同士、パン同士で
全て同じになりました。こうなる線を求めて、この定理を証明しなさい。
3位 ナルシシスト数
ナルシシスト数(ナルシシストすう、英: narcissistic number)とは、n桁の自然数であって、その各桁の数のn乗の和が、元の自然数に等しくなるような数をいう。例えば、13 + 53 + 33 = 153 であるから、153 はナルシシスト数である。
4位 スリッパの法則
まず、∠Aが20°、∠Bが30°だった時の∠Dの角度はわかりますか?
そうです。スリッパの法則です。
ってなわけで、∠Dは50°ですよね。
5位 次元の呪い
次元の呪い(じげんののろい、英: The curse of dimensionality)という言葉は、リチャード・ベルマンが使ったもので、(数学的)空間の次元が増えるのに対応して指数関数的に問題の算法が大きくなることを表している。
6位 カオス理論
カオス理論(カオスりろん、英語:chaos theory)は、力学系の一部に見られる、予測できない複雑な様子を示す現象を扱う理論である。カオス力学ともいう。
7位 はさみうちの原理
はさみうちの原理(はさみうちのげんり)は、極限に関する定理の一つ。おおまかには、同じ極限値を持つ2つの関数に挟まれた第3の関数も同じ極限値を持つという主張である。
8位 婚約数
婚約数(こんやくすう)とは、異なる2つの自然数の組で、1と自分自身を除いた約数の和が、互いに他方と等しくなるような数をいう。準友愛数とも呼ばれる。
一番小さな婚約数の組は(48, 75)である。
9位 ドラゴン曲線
直角に折れ曲がる直線の集合で表現される図形。図形の見た目が龍に似ているので、こう呼ばれる。2つの方向だけの動きで描く曲線を「1次のドラゴン曲線」、描く方向を変換することにより得られる曲線を「2次のドラゴン曲線」という。このように変換を重ねていくことで、高次のドラゴン曲線を描ける。
10位 病的な関数
たとえば閉区間上で定義されている有界だけどルベーグ積分不可能な関数とか。
分かるような分からないような‥‥しかし、ユニークなネーミングをするものですね。なんとなくこう、中二病が発揮されているものが多いような気がしないでもないですが。
追記:@yto に「スリッパの法則」について教えて貰いました。ありがとうございます!