マック新商品発売でサクラ1000人動員?という記事より。
日本マクドナルドの大阪市内の店舗で新商品が発売された今月23日、行列に並んだ顧客の中に派遣会社が動員したアルバイト約1000人が含まれていたことが25日、明らかになった。
大阪で「クォーターパウンダー」が発売開始となったのですが、その当日、行列にアルバイトが1,000人並んでいたということで話題になっています。
マクドナルドでは、
・来店者数が15,000人
・1店舗の売り上げで最高記録を更新
などとしていたのですが、アルバイトが購入した分も含まれていたということで、これが問題になっているようです。
フルキャストが募集したアルバイトたちは「時給1000円で、商品の購入費も渡されていた」のだとか。
マクドナルドでは「発売初日のサービスや品質を調べたかった。(アルバイトが)1000人も動員されていたとは知らなかった」としていますが、勝手に派遣会社が動員することはないのでは‥‥。
自分たちで商品券を渡したサクラからの売り上げも含めて「過去最高」となると問題があると思うのですが、サクラ自体は違法なのでしょうか? 行列の“演出”として古くから使われている手法だと思うのですが。
ということでちょっと調べてみました。
▼「サクラ」って何の罪? | なっとく法律相談 – 法、納得!どっとこむ
サクラ行為により商品価値などについて誤解させ、それが詐欺罪(刑法246条)にいう「欺い」たという場合にあたるといえるときは、同罪で罰せられる可能性があります。また、誇大な広告、虚偽の宣伝として消費者契約法等の特別法にふれる虞もあります。
今回の場合は、もしマクドナルドがサクラを認めれば「誇大な広告、虚偽の宣伝」に当たりそうな気もしますね。どうなんでしょうか。
それにしても今の時代、アルバイトで雇ったサクラが、SNSやブログで「マクドナルドのサクラをやった」と書かれたりするリスクのことは考えなかったのでしょうか。
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商品を求める列には多い時で約2000人が並んだという。マクドナルドは来店者数が約1万5000人に達したとしている。
マクドナルドは24日、アルバイトが購入した分も含めて「1店舗の売り上げで最高記録を更新」などと発表していた。
同社は事実関係を認めた上で「商品のモニターを依頼しただけ」としているが、新商品発売を盛り上げるための「サクラ」だった可能性が指摘されている。