「ヒット商品番付2008」が発表されましたが、8年ぶりに横綱が「該当なし」となっています。
2008年は、景気減速、原油高、金融信用不安に加え食の安全の脅威が襲い、消費者に生活防衛意識が芽生えた。そこで浮ついた消費マインドを引き締め、生活の原点に回帰し、「商品」「ブランド」「買う場所」を根本的に見直して選択し、「収入」と「時間」を集中した。そこで、改めて見直されたのは「家庭」であり、消費は「家チカ(家の近く)」や「家ナカ(家の中)」を中心に進んだ。
東:
横綱:該当なし
大関:アウトレットモール
関脇:篤姫
小結:ランニング&自転車
前頭1:「モンスターハンターポータブル2nd G」
前頭2:「おむすび山 赤飯風味」
前頭3:ブルーレイレコーダー
前頭4:ニコン「D90」
前頭5:鍋の素
前頭6:おバカキャラ
西:
横綱:該当なし
大関:5万円パソコン
関脇:花畑牧場「生キャラメル」
小結:「Wii Fit」
前頭1:崖の上のポニョ
前頭2:北京オリンピック
前頭3:鉄道博物館
前頭4:H&M
前頭5:「クロスウォーカー」
前頭6:血液型・自分の説明書
確かにこうして番付を眺めてみると、爆発的にヒットしたもの‥‥というのはなかった気がしますね。
ちなみに10年前の1998年も、
消費マインドが冷え込み、5年ぶりの「横綱不在」の年となった
という解説で始まっているそうです。
過去の番付を取り上げたエントリーは以下にあります。
▼2004年ヒット商品番付
▼ヒット商品番付、ブログが大関に(2005)
▼2006年ヒット商品番付の横綱は?
▼「ヒット商品番付」東は「Wii」「ニンテンドーDS」西は「パスモ」(2007)
2004年に横綱だった「冬のソナタ」というのは、もう懐かしい限りですね。