「ユーキャン新語流行語大賞」が発表され「年間大賞」には「グ〜!」と「アラフォー」が選ばれています。
あー、確かに「アラフォー」は最近になってよく目に耳にするようになったなぁ。「アラフォー男子」と呼ばれたものなぁ。
その他のトップ10には、次のようなものが選ばれています。
・上野の413球(ソフトボール選手 上野由岐子)
・居酒屋タクシー(衆議院議員 長妻昭)
・名ばかり管理職(日本マクドナルド店長 高野広志)
・埋蔵金(元自民党幹事長 中川秀直)
・蟹工船(ブックエキスプレス ディラ上野店店員 長谷川仁美)
・ゲリラ豪雨(株式会社ウェザーニューズ)
・後期高齢者(マスターズ陸上競技選手 山崎英也)
・あなたとは違うんです(受賞候補者辞退のため、該当者なし)
「名ばかり管理職」が選ばれちゃってるよ!
これって「権限も報酬もないまま社員を管理職の地位に就け、残業代や休日出勤手当を払わない会社やチェーン店の実体」ということで、マクドナルド的には相当な代償ですね。
「あなたとは違うんです」が「受賞候補者辞退」というのも、なかなか。福田康夫元首相は嫌がりましたか。ええ、嫌がるでしょうね。
こうしてみると「流行語大賞」っていいことばかりじゃないんですね。世相に正直というか、なんだか面白いです。
受賞理由がコチラから読めるのですが「後期高齢者」の受賞者が「??」です。
新医療制度施行にともない、国が75歳以上の高齢者のことを指して名づけた名称。年金からの保険料天引きなどさまざまな面での負担増、名称に対する反発が強く、「長寿」と呼び変えたが新しいネーミングはなかなか普及せず。
山崎英也氏が高齢者代表、ということなのでしょうか。
明るい話題としては「蟹工船」ブームの火付け役となった上野の書店員の長谷川仁美さんが受賞しています。これはすごい。
[2008/06/27]いま解き「『蟹工船』ブームは何を映し出す?」にエピソードが。
早速、蟹工船150冊を仕入れ、POPと呼ばれる手書きの宣伝文をつけて、店の1番目立つ本棚で売り出しました。
■関連エントリー
▼流行語大賞は「チョ〜気持ちいい」(2004)
▼新語・流行語大賞2005発表
▼流行語大賞2006は「イナバウアー」「品格」
▼流行語大賞「どげんかせんといかん」「ハニカミ王子」(2007)