村上隆氏、作品返却求めるという記事より。
現代美術家村上隆氏側が、作品の転売を一定期間禁止した契約に反し、転売しようとした東京都渋谷区の不動産関連会社に作品の返却と約500万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴したことが10日、分かった。
村上隆が代表を務める「カイカイキキ」が、作品をオークションで転売しようとした会社を相手に、作品の返還と損害賠償の訴訟を起こしました。
村上隆作品は価格が高騰していることから、投機対象として扱われることを防ぐ目的で、転売禁止の条件がつけられているのだとか。
今回、オークションに出品されたのは、
独自の花のキャラクターが描かれた円形のアクリル画「フラワーボール ブラッド(3―D)V」(直径1・5メートル)
という作品で、2008年1月に約6,800万円で購入されたそうです。
購入したのは渋谷区の不動産関連会社で、小林崇央渋谷区議が社長です。
10年間、転売しないという条件で契約を結んだが、小林区議の会社はロンドンで6月に開かれる競売大手クリスティーズのオークションに出品した。
10年間の転売が禁止されている作品を購入してから約半年でオークションに出品してしまうというのは、確かによろしくありませんね。
村上隆のフィギュア「マイ・ロンサム・カウボーイ」が16億円で落札というニュースも記憶に新しいところです。