2020年は過去最多となるペースで、ラーメン店の倒産が急増していると帝国データバンクが発表しています。既に9月の段階で34件が判明しており、過去最多だった2019年の36件に並ぶ勢いです。
グラフを見ると、ラーメン店の倒産は2017年から30件以上で推移していますが、2020年は過去20年で最多を更新するペースだということです。
豚骨ラーメンの「長浜将軍」(福岡)、既に閉店はしていたものの「六角家本店」(神奈川)などファンに支持された人気店が倒産しています。
新型コロナウイルスの影響もありますが、ラーメンの価格自体もここ10年でほとんど変化がなく、ラーメン(中華そば)1杯当たりの価格は2020年8月時点で523円と、10年前の価格(約550円)に比べて27円ほど値下がりしており、価格水準は低迷が続いているということです。
確かにハンバーガーや回転寿司は少しずつ価格が上がっている感覚はありますね。
「幸楽苑」や「スガキヤ」など大手ラーメンチェーンも拡大路線から転換し、不採算店舗の閉鎖を急ピッチで進めているということです。