石垣島観光の魅力の一つは、周囲にある八重山の島々も気軽に回れるところです。船で30分くらいのところに位置している島が多いので、十分に日帰りも可能です。今回訪れたのが、そんな島の一つ「小浜島」です。
「小浜島」といえば、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台として有名ですね!
石垣島から船に乗って約30分。料金も往復で約2,000円です。ちょっとそこまで、という感覚で訪れることができます。
小浜島にはタクシーがありません。ですので、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクルを借りて移動することになります。
少し雨模様だったため、レンタカーを借りました。こちらの「レンタカー結」では、3時間で4,500円でした(ガソリン代込み)。
3時間あれば、島を一回りすることが可能です。どこのレンタカーでも、借りる時に島のガイドマップで見どころを説明してくれます。
まず、小浜島最高峰の「大岳」に向かいました。「うふだき」と読みます。標高99mです。291段の階段を登り、山頂を目指します。
段数はそれほど多くないですが、けっこうハードな階段が待っているので、普段、運動不足の人は心して登りましょう。
でも迂回路もあります。
無事に登ると素晴らしい景色が待っている! はず!
残念ながら、この日は雨だったので、少し残念でした。
そうはいっても海は青くて広いし、すぐそこに西表島は見えるし、やっぱり南の島はいいなぁ、と深呼吸しました。
続いては秘密のビーチです。行ってみて分かったのですが、廃ホテルのビーチでした。
ホテルのあった場所なので、クルマでビーチの近くまで行くことができます。
晴天だったらなぁ!
と思いつつ、異国にも思いを馳せつつ。
ここは「ちゅらさん展望台」です。残念ながら、手前に牧場があり、現在は口蹄疫の関係で訪れることができません。遠くから拝みました。
ここが「ちゅらさん」のロケ地となった「こはぐら荘」です。小浜島の集落にあります。
ちゃんと看板が立っていますが、民家なので中に入ることはできません。
石垣が美しかったです。
海抜表示もありました。42mです。
「こはぐら荘」の正面です。
ずんずん。
文化庁の登録有形文化財になっているそうです。
左手には井戸がありました。
右手には民家のため立入禁止との看板が。
同じく集落にある「民俗資料館」にも行きました。
ここでは機織りの体験ができるそうです。
というのも‥‥
おばあに話を伺ったところ、小浜島には着物の文化が深く根付いているのだそうです。
小浜島にはいくつかの伝統的なお祭りがあるのですが、お祭りによって着物が違うなど、一人5枚は着物を持っているのだそう。
その着物は、自宅で機織りして作るもので、話を伺ったおばあもそうですが、染色も自分でする方がいるそうです。
小浜島ならではのものは多くはないけれど、着物文化は他の島にない特徴、というお話を伺いました。
反物を欲しいと言われることもあるけれど、家族の分を作るので精いっぱいとおっしゃっていました。
小浜島には、マングローブの林もあります。
堤防の向こう側には‥‥
グルリと回ると‥‥
マングローブ!
いきなりマングローブ!
何度見ても、この水中から木が生えている様子というのは、しびれるものがありますね。
小浜島の最西端「細崎」です。「くばざき」と読みます。目の前は西表島です。道中、上り下りが激しいので、自転車だと厳しいかもしれません。
無人のお店がありました。
貝がらや。
説明には、島の子供たちが集めてきて販売、寄付をしていると書かれていましたよ。
最後は「シュガーロード」です。サトウキビ畑の真ん中の道ですね。
かつて小浜島は稲作の島で、それがサトウキビに代わり、最近では牧草地も増えていると聞きました。
牛が放牧されていました。
以上で、約3時間の行程です。
石垣島から船で30分、半日ほど観光し、戻ることができます(船の本数も多めです)。石垣島を起点に、気軽に訪れることができる八重山の島の一つです。
小浜島は日帰りすることもできますが、そのまま宿泊して島の居酒屋で地元の人と飲む酒もまた格別ですよ!
小浜島で出会った人たちが、みな温かかったのも印象的でしたし、今回は行けなかったのですけど、いつか「幻の島」にもぜひ行ってみたい!!
※島の外れまでいくと繋がり難いところもありますが、概ねソフトバンクの電波は入っていました。