記者会見的なものがあると繰り返されるこのフレーズ、NTTドコモ山田社長がまた、iPhone導入に関して「現状の戦略下では導入は難しい」とコメントしたそうです。
ドコモ、現状の戦略下ではiPhone導入は困難 | Reutersという記事になっています。
山田隆持社長は、株主から米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)「iPhone」(アイフォーン)の導入予定を問われ、「現状の戦略下では導入は難しい」との見解を示した。
今回は株主総会でして、株主からiPhone導入に関して質問があった、ということなのですね。それはそうでしょう。株主としては気になるでしょう。
しかし、山田社長の返答はいつもと一緒、でした。残念ながら。
さらに、導入が困難な理由について、次のように語ったそうです。
ドコモ独自のサービス「おサイフケータイ」や「ネットワーククラウド」などの作り込みをアップルでは許可してもらえないほか、「アイフォーンを取り扱いを始める場合は(2013年3月期のスマホ販売計画である)1300万台の半分以上をアイフォーンで売ってください、と言われる可能性がある」と説明した。
NTTドコモとしては、そこまでiPhoneだけに注力できない、ということなのですね。
導入すれば売れるのは間違いないでしょうし、MNPでの流出も食い止められるのでしょうけど。「ラインアップ(品ぞろえ)の1つとして入れてもいいということなら、入れてもいい」と山田社長。
「iPhone 5」がリリースされたら、どうなるでしょう。
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