万が一、終電を逃してしまった時にタクシーの相乗りができたら‥‥と思っておりました。都内から浦和だと、けっこうタクシー料金がかかりますからね。そんなタクシーの相乗り需要にこたえる「相乗りタクシー」というアプリがリリースされ、都内で実証実験がスタートしています。
「相乗りタクシー」試してみた
現在は都内23区と武蔵野市、三鷹市が対象ということで、恵比寿駅からチェコ大使館まで移動する機会があったので早速「相乗りタクシー」を試してみました。
まずはタクシーに乗車したい場所を設定します。
続いてタクシーから降車したい場所を設定します。
残念ながら距離が短すぎて使えませんでした! 距離にすると1kmちょいくらいの場所でした。
実際にはこんなイメージで乗ったり降りたりしていくようです。
方向が同じ人がマッチングされ、途中で乗ったり降りたりが発生するのですね。料金的には、平均すると1人で乗車する場合のメーター料金の6〜8割程度となることを想定しているとのことです。
最大4人くらい同乗するのかと思いきや、あくまでも1人&1人が相乗りするサービスのようですね。席も先に乗車する人は後部座席、後から乗車する人は助手席に乗車するようになっています。
知らない人と空間を共有するのが苦手な人は利用しにくいですし、性別や年齢による相乗り条件の指定もできませんので、そのあたりが了解できる人向けのサービスということになります。
駅から離れたところにあるスタジアムの往復などに利用できると便利そうですね。お互いファン、サポーターであれば不安も少なくなるでしょうし。
追記:
実証実験が終了しています。
▼相乗りタクシー、割安だが乗るまでに時間 実証1週間:朝日新聞デジタル
料金面でのメリットを実感したが、課題も見えた。相乗りでの多少の遠回りは致し方ないが、乗車まで思ったより時間がかかることだ。結局、目的地に着いたのは午前11時50分だった。利用を試みてから1時間半ほどたっていた。
▼「相乗りタクシー」申し込んでみたけど……国とタクシー会社が実証実験開始 | THE PAGE(ザ・ページ)
そして午後0時過ぎ。両社から不成立の連絡が入りました。相乗りを申し込み始めてから約1時間半。これ以上続けると、約束の時間に間に合わないので、やむなく利用を断念しました。午後の予定が終わってから、今度は逆のルートで相乗りタクシーを申し込みましたが、2時間半かけても成立には至りませんでした。
▼東京新聞:相乗りタクシー 定着なるか 運賃割安も同乗さがし大変:経済(TOKYO Web)
相乗りタクシーの運賃は乗車距離に応じ同乗者間で案分される。出発地から後で降りた客の場所までの最短距離と、実際に走った距離との「一致率」が高いほど割安になる。日本交通は単独乗車より運賃は約二~四割安いと説明しているが、利用する時間帯の交通状況などにも左右される。