夏になるとスマートフォンが熱くなります。直射日光の下で使おうものなら、シャットダウンするくらい熱くなることもあります。あまり熱くなりすぎるとバッテリーも劣化しますよね。
炎天下でiPhoneは使わないようにはしているので、そこまで熱対策というのは気にしたことがなかったのですが、トリニティが発売した蓄熱シートでスマホを放熱する「スマ冷」を試す機会がありました。
正直なことを書いてしまうと、こういう製品は“おまじない”のようなものなのでは‥‥と思っていたんです。でも「これちゃんと放熱しているんじゃないの!?」という事態に遭遇したのです。
※トリニティより商品を提供して頂きました。
蓄熱シートでスマホを放熱する「スマ冷」とは
パッケージにも「-8.2度」とか、実際に温度変化のグラフなどもあるので、蓄熱材でスマートフォンの熱を吸収し、放熱する効果というのは確認されているのだと思います。
ただ、それを具体的にレポートするというのは難しいです。CPUの温度を計測できるアプリを探したのですが、どうもそういうのはないようで。
そうなると「なんとなく放熱しているかも」という感想に頼らざるを得ません。
こちら実物です。スマートフォンの背面に貼り付けて使用します。蓄えた熱を、空気中に放出するという機能があります。
厚さは0.9mmです。ぼくはiPhoneはケース派ですが、薄いのでケースと併用することができます。実際に、iPhoneに「スマ冷」を貼り付けた上で、ケースをして1週間くらい使用したのですよ。
蓄熱シートでスマホを放熱する「スマ冷」を試した感想
そうしたらですね「これはスマ冷のせいで起こっていることなのでは‥‥」という事態に遭遇しまして。それが起きたのが、iPhoneケースに取り付けていたリング状のアクセサリです。
両面テープで貼り付けているのですが、どうも剥がれやすくなってきたのです。暑くなってきたかになのかな、と思っていたのですが、過去の夏にこんなにスピーディーに粘着成分がとろけるようになったことはありません。
「なんでだろうなんでだろう‥‥」と稲川淳二的思考に陥っていたのですが、やっと答えらしきものに気づきました。そうなんです。リンクアクセサリを貼り付けたiPhoneケースの内側には「スマ冷」が貼り付けてあったのですよ!
まさかそんなにちゃんと機能しているとは思っていなかったので(失礼)、ずっと「なんでだろうなんでだろう‥‥」と思っていたのですが、そうか、この薄いシートが四六時中放熱しているから粘着が弱まっていたのか‥‥ということに思い至りました。
厳密な実験をしたわけではないのですが、過去にこんなににちゃにちゃしたとはなかったので、恐らく「スマ冷」の放熱効果によるものなのだろうな、と思っています。
このままだと背面に何も取り付けられないので「スマ冷」にはClubhouse専用iPhoneに移籍してもらうことにしました。こちらも24時間駆動中で、夏場は特に熱を持ちやすくなります。劣化防止のため、しばらくテストしようと思います(早速クールダウンしている気がする)。
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