アカゲザルを使った30年に渡る実験により、カロリー制限が長寿に「効果あり」ということが実証されたようです。アカゲザルでの実験ですが「論争に一つの終止符が打たれた。約30年に及ぶカロリー制限の研究データは、人間にも置き換えることができそうだ」と研究者は話します。カロリー制限、やっぱり長寿に効果 論争に終止符かという記事になっていました。
研究所のデータについて、実験開始時の年齢を若年(1~14歳)と中高年(16~23歳)に分けて改めて解析すると、若年でカロリー制限を始めた場合は寿命が延びる効果はみられなかったが、中高年で始めた場合は効果がみられ、特にオスは平均寿命の推計が全体よりも9歳ほど長い約35歳だったという。
2つの研究チームが実験を行っており、若年と中高年と分けて解析したところ、中高年でカロリー制限を始めると平均寿命が伸びる効果が認められたということです。「好きなだけ食べさせる集団と、それよりも摂取カロリー量を3割減らした集団」で実験は行われました。
また、開始年齢や性別に関わらず、カロリー制限をしたグループの方が、がんの発生率が15〜20%ほど低かったり、糖尿病や脳卒中なども遅く発症したということです。
まあ、なんでもかんでも食べ過ぎるというのは身体にはよくないでしょうしね。昔から言われる「腹八分目」というのは、大事なことなのでしょう。
ただ、ある程度の節制は必要ですが、食べたいもの食べたいな‥‥なんてことも一方では思ってしまう訳でして。
愛を科学で測った男―異端の心理学者ハリー・ハーロウとサル実験の真実
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デボラ ブラム(著),Deborah Blum (原著) 白揚社 2014-06-26