浜松医科大が、副作用を軽減させる抗がん剤の開発し、動物実験で効果があったことを発表しました。
副作用ほとんどない抗がん薬、浜松医科大が開発という記事になっています。
研究グループの杉原一広准教授によると、悪性腫瘍(がん)は1~2ミリ以上になると、栄養を取り込むため「新生血管」を生じさせる性質がある。グループは、アミノ酸がつながってできる「ペプチド」の一種が、新生血管に集まりやすい特性を発見。新生血管だけに薬が運ばれるよう、ペプチドと組み合わせた抗がん剤を開発した。
がんが栄養を取り込むために作る「新生血管」にだけ、抗がん剤が運ばれるような仕組みが開発されたそうです。
これは、新生血管に集まりやすい特性を持つ「ペプチド」の一種が発見されたことによるものということです。
同大が、米サンフォードバーナム医学研究所と行った共同研究で、この抗がん剤をがん細胞を持つマウスに投与したところ、従来の約40分の1の量で、19日目にがん細胞がほぼなくなり、副作用は全く認められなかったという。
決められた場所で効果的に薬が効くので、副作用が出るほどの量を投与する必要がない、ということなのでしょうね。
早く実用化されて欲しいものです‥‥。