ガンかどうかを安価に識別する方法として「線虫」が使える可能性が出てきたようです。がん患者の尿のにおいで「線虫」が近づいたり離れたりするのだそうです。線虫:尿でがん識別…患者のにおい好み近寄るという記事になっていました。
体長約1ミリの透明な動物「線虫」が、がん患者とそうでない人の尿のにおいを精度よく識別できたと、九州大などのチームが11日付の米科学誌プロスワンに発表した。
まだ課題は多いものの「線虫」はがん患者の尿のにおいを好んで近寄り、そうでない人の尿は嫌って遠ざかったそうです。「がんの種類や進行度による線虫の反応の違いも分かっていない」ということで、実用されるにはまだまだこれからの技術だと思いますが、そこまで「線虫」で見分けられるようになったら、がん検診も安く簡単にできるようになりそうです。
健診で採取した242人の尿を使って調べると、がんと診断された24人のうち、線虫は23人の尿を選ぶことができた。
これは結構な確率で、がん患者を見分けていますよね。「線虫」で、ガンの早期発見ができるようになると凄いですが。「線虫」の仕組みの研究が進めば、自宅のトイレでガンの識別が簡易的にできるようにもなったりするのでしょうか?