ビタミンC直接注入でがん半減 米研究所発表という記事より。
ビタミンCをマウスに大量投与することで、がん細胞の増殖を半分に抑えることができたとの実験結果を、米国立衛生研究所(NIH)の研究チームが4日、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
まだマウスへの研究レベルなのですが、ビタミンCを直接注入したところ、がんの増殖を半分に抑えることができたという研究が発表されています。
チームによると、約30年前にビタミンCががんに有効だと注目されたが、その後の実験で否定された。
今回の実験では経口投与ではなく、体内に直接注入しています。
43種類のがん細胞と5種類の通常細胞にビタミンCを加えるという実験も行われたのですが、通常細胞に変化はなく、がん細胞33種類で半分以上が死滅したということです。
「副作用もなく、人間への適用も可能だ」ということで、何より人間への適用も可能で副作用がないこと、そして進行を抑えることができそうなことが患者や家族にとっては希望になりそうです。
アスコルビン酸から発生した過酸化水素ががん細胞に作用したとみられるという。
ビタミンCという、思わぬ身近なところに特効薬があったということなのでしょうか。今後の研究が待たれます。