「年を取ると早起きになる」のは本当?

よく聞くけど…トシをとると早起きってホント?という記事より。

日が長くなると、自然と朝も起きやすくなるもの。ところで、「トシとると早起きになる」とはよく聞くけど、これって本当?

ZAKZAKが「年を取ると早起きになるのは本当?」と睡眠インストラクターの人に質問しています。

回答は、

「睡眠には個人差がありますが、年齢を重ねると、総睡眠時間が減ってくる傾向があり、これはやむをえない生理現象なんですよ」

というもの。

早起きというよりは、睡眠時間が短くなるので、それが朝にズレるか、夜にズレるか、ということなのだそうです。

しかも、睡眠時間が少なくなってOKという話でもなく、

「睡眠時には、体温を下げながら寝て、上げながら起きるという体温リズムがあります。ただし、トシをとるとそのふり幅が狭くなり、睡眠時の波が浅く短くなって、メリハリがなくなるため、少しの物音や光の刺激でも反応しやすくなってしまうんですよ」

ということで、目を覚ましやすくなるので、早く起きてしまうのだとか。

年を取って早起きになるのにも、きちんとした理由があったのですね‥‥。

お年寄りにうつらうつら居眠りしているイメージがあるのは、夜の睡眠が十分ではないかために、昼寝で補っているからなのかもしれません。

快適睡眠のすすめ (岩波新書)

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