
ラーメン激戦区といわれる池袋に、いつの間にか汁なし担々麺の専門店ができていました。「六坊担担面」。
ちょっと変わった店名ですが、不肖こばやし、散歩の途中でお店に通りかかって、ついふらふらと引き寄せられたのでした。何しろ、麻辣な香りがお店の外までふんわり漂ってきて、何ともうまそうなんだもの!
「六坊担担面」のメニュー
メニューを見ると「日式(日本スタイル)」と「成都式(本場四川スタイル)」の汁なし担々麺が2種類。最近になって「汁あり」も加わったみたいですが、こちらのスタイルは1種類だけのようです。

店内はカウンターのみで、わずか8席。ランチタイムを外して16時ごろに入ったのですが、かろうじて空席がひとつあった程度。なるほど、結構人気のお店なんですね。
ぼくが選んだのは「成都式」(750円)。入口で食券を購入してカウンターにつくと、お店の人から「辛さと痺れを選べますが、どうなさいますか?」と訊ねられました。

辛さにはそこそこ自信がありますが、まぁ最初なので、ここはお店の推奨どおり「辛さ3、痺れ3」を選択することにしました。
「六坊担担面」で味わう麻と辣!
待つことしばし、やってきました。
成都式汁なし担々麺!

ちょっと細めの麺の上には、肉味噌と空芯菜と刻みネギ。ただそれだけ。びっくりするぐらいシンプルです。これをラー油たっぷりのタレと混ぜ合わせていただきます。
よーく混ぜて混ぜて、ひと口食べると。
あ。意外に辛い!
唐辛子のストレートな辛さがたちまち伝わってきます。
とはいえ食べるのに汗だくになるほど辛いわけではありません。ちょっと汗ばむ程度でしょうか。辛いモノが苦手だっていう人でも十分味わえると思います。逆に辛いモノ好きな人なら、辛さを5にしても余裕じゃないでしょうか。
具材少なめでシンプルな汁なし担々麺。本場の香辛料の味と香りを楽しむには打ってつけという感じでした。
そして後日あらためて、もう一方の「日式」(830円)を食べてみました。
辛さと痺れは同じく3。

こちらは具材が結構たくさん。肉味噌に加えて、小エビやカイワレ、刻みネギなど。麺は、成都式に比べると結構太いものに変わっています。
具材と麺、そしてタレを混ぜて食べると、はい、痺れました。文字どおり、痺れ系の香辛料の風味が強いんですよ。「辛い!」というより「ビリビリ!」っていう感じです。
具材が多いだけに食感も豊かだし、おなか的にもなかなか満足度の高い担々麺でした。

この「日式」と「成都式」、どちらも香辛料や麺に並々ならないこだわりが感じられます。間違いなく、ここでしか食べられない味ですねー。
池袋駅から近くて行きやすいので、リピートしそうなお店です。
ごちそうさまでした!!!
「六坊担担面」の住所と地図
住所:東京都豊島区南池袋1-24-5 楽園タウン池袋1F
ライタープロフィール

こばやしゆういち。元フリーライター。大阪出身、東京在住。IT系ベンチャーでマーケティング部門に所属。たぶん「オジ旅」のメンバー。最近「オジフル」という暇つぶしブログを始めました。特技は安請け合いです。