2021年10月28日のGoogleロゴは「嘉納治五郎」をモチーフにしたものとなっています。嘉納治五郎は「柔道の父」とも呼ばれる「柔道」の創始者です。
1860年12月10日(万延元年10月28日)生まれの嘉納治五郎の生誕161周年を記念したロゴとなっています。
Google Doodlesの解説では、摂津国菟原郡御影村(現在の神戸市)に生まれた嘉納治五郎は11歳の時に明治政府に招聘された父と上京するも、学校では天才児として知られましたが、逆境に立たされることも多く、強くなるために柔術を学ぶことを決意したそうです。
柔道が誕生したのは、柔術の練習中に、嘉納治五郎が西洋のレスリングの技を取り入れ、体の大きな相手をマットに沈めたときだったとされています。柔術で使われていた危険な技を取り除き「精力善用」と「自他共栄」を基本理念とした安全なスポーツとして「柔道」が生まれました。
嘉納治五郎はいくつかの柔術の流派を学び、それらから理論を確立し「柔道」を作り上げ、1882年に囲碁・将棋から段位制を取り入れ講道館を開設し、柔道の発展に尽力しました。1893年には女性も柔道に参加させました。
1909年にアジア人として初めて国際オリンピック委員会(IOC)のメンバーとなり、1960年に柔道はオリンピックの正式種目として承認されました。「日本の体育の父」としても知られます。
1938年5月4日に77歳で亡くなりました。
Googleロゴでは柔道の誕生が描かれています。
カリフォルニア州ロサンゼルス在住のアーティストであるシンシア・チェン(Cynthia Cheng)によるイラストです。