2021年10月27日のGoogleロゴは「オットー・ウィフテルレ」をモチーフにしたものとなっています。オットー・ウィフテルレ(Otto Wichterle)はチェコの化学者で、ソフトコンタクトレンズの発明で有名な人物です。
オットー・ウィフテルレとは?
1913年10月27日がオットー・ウィフテルレの誕生日で、生誕108周年を記念したロゴとなっています。
Google Doodlesの解説によると、オットー・ウィフテルレはチェコ共和国(当時はオーストリア・ハンガリー共和国)で生まれ、1936年に有機化学の博士号を取得し、1950年代に眼球インプラント用の吸収性の高い透明なゲルを開発したのだそう。これが後のソフトコンタクトレンズとなります。
政治的な混乱により自宅で開発を続けることになったオットー・ウィフテルレは、自転車のライトのバッテリーや蓄音機のモーター、自家製のガラス管などを使ったDIY装置で、初のソフトコンタクトレンズを開発することに成功します。1961年のことです(ココで“レンズマシーン”が見られます)。
生涯に渡って研究を続け、たくさんの特許も取得し、最先端の医療技術の基礎も築いたそうです。1998年8月18日に84歳で亡くなりました。
ぼくも子供の頃から目が悪く、最初はハードコンタクトレンズを使用しましたが、痛くて続けることができませんでした。ソフトコンタクトレンズにしたところ全く問題がなくなり、40年近くソフトコンタクトレンズをする生活です。
メガネは顔の一部ですが、ソフトコンタクトレンズは目の一部です。これなしには生活することができません。オットー・ウィフテルレさんには感謝しかありません。