普段はソニーの「HDR-CX390」というビデオカメラで撮影し、全ての動画を家庭用フォトサーバーの「おもいでばこ」にSDメモリカードから吸い上げています。ファイルサイズの大きい動画の管理は、これが最も簡単だと思います。
「おもいでばこ」の動画は基本はテレビで観るので特に問題を感じていなかったのですが、子供が小学校を卒業するにあたり、知人と動画をシェアすることになり、ちょっと困りました。
それは「おもいでばこ」のiPhoneアプリからうまくシェアできない動画があるのです。
実現したかったこと
「おもいでばこ」のiPhoneアプリからDropboxにエクスポートし、それをシェアする。というのがやりたいことです。
ソニーのビデオカメラで撮影した動画を「おもいでばこ」に取り込むと「.mts」というファイル形式になっています。
これがまたややこしいファイル形式なのですが、とりあえずそれは置いといて、そのままiPhoneでは再生できないファイル形式なのですが、Dropboxに書き出しをするとiPhoneでも再生できることが分かりました。
しかし、小さいファイルは書き出せるけど、大きいファイルは書き出せない‥‥という謎のおまけつき。
どうやって「.mts」の問題を解決したか?
結果的に、こんな方法で問題を解決しました。というか、やりたいことを実現しました。
本当はiPhoneだけでなんとかできると良かったのですが「.mts」ファイルを取り扱うことができないので、Macを経由することにしました。
「おもいでばこ」から書き出す
「おもいでばこ」のMac版アプリを使い、Mac内にビデオファイルを「かきだし」でエクスポートします。
最もファイルサイズの大きい動画(約1.5GB)は4〜5回、エクスポート中にエラーが発生しましたが、原因が不明だったため、根気強く何度も試していたところ最終的には無事に書き出すことができました。
「HandBrake」で変換する
続いて「.mts」ファイルをiPhoneに取り込めるようにファイル形式を変換します。どんなソフトが良いのかと調べたら「HandBrake(ハンドブレーキ)」が出てきました。
懐かしい‥‥W-ZERO3時代にハードディスクレコーダーで撮影した動画を視聴するために、変換に使っていたソフトです‥‥10年ぶりくらいに使いました。
変換したいビデオを「HndBrake」にドラッグ&ドロップし、設定はプリセットのままいじらず、再生ボタンを押して書き出しました。これでMP4に変換され、iPhoneでも再生することができるようになります。
※3年前くらいのMacBookで変換したところ20分弱の動画で2時間弱くらいの時間がかかりました。
「Dropbox」でシェア
エクスポートした動画は「Dropbox」経由でiPhoneに取り込みました。誰かにシェアするのが目的であれば、ここで共有URLをシェアすればOKです。
もし動画編集するのが目的であれば「Dropbox」からカメラロールにエクスポートすれば、動画編集アプリからも扱えるようになります。
「.mts」ってやっかいね
とりあえずやりたいことは実現できたのですが「.mts」はやっかいだな‥‥という印象が残りました。
Mac版「おもいでばこ」の設定を確認したところ、次のようなものがありました。
「かきだし」の際に「おすすめの形式」として、動画もH.264でエクスポートするような設定にはなっていのですが「.mts」には対応していないようでした。
ライセンスの問題があるのかもしれませんが、いっそのこと可能なら「おもいでばこ」がアイドリングしているような時間帯に自動で変換して貰ってもいいくらいです。と思いました。
他にもUSBケーブルでビデオカメラとMacを接続してマウントし、そこからGoogleフォトにダイレクトにアップロードするという方法も教えて貰いました。Googleフォト上だとそのまま再生できるそうです。
MacBookにSDカードリーダーを使って動画を取り込めば良い話ではあるのですが、せっかくなので「おもいでばこ」に取り込んで、そこから色々やるという手順にしたいのですよねー。
もう我が家の全ての動画は「おもいでばこ」に集約しておりますので!