試合が終わり浦和に戻り、3軒。飲み歩きながらいろいろ考えてみたけれど、自分の中で決着が付けられません。まだシーズンが終えられません。
リーグ制覇に王手をかけてから、どのくらい経つのか。自力優勝のチャンスを迎えてから、どのくらいを数えたのか。
アウェイの日産スタジアムに4万人以上のサポーターを集め、ホームスタジアムさながらの様相を呈しながら、浦和レッズは優勝を決めることができませんでした。
“自分たちがやるべきサッカー”に翻弄され、横浜FCに敗戦。正直、完敗です。
鹿島アントラーズに負け、愛媛FCに負け、そして横浜FCに負け。
疲れを言い訳にすることは簡単ですが、しかし、それはシーズンが始まる前から分かっていたはず。今シーズンは、タイトな試合運びになることを。
だからこそ、監督コメントの、
いつも皆さんに「疲れてますね」と言われ、「いや、そんなことはない」と答えてきたが、本当のところはかなり疲れていたと思う
というのを見るにつけ、涙が出るほど悔しいのです。実際にはぼろぼろ泣きながらタイプしているのですが、本当に悔しいんです。
そんなの、分かっていたことでしょう、と。
もう1つ考えられるのが、アジアチャンピオンズリーグ・セパハンとの決勝。あそこで勝って優勝したあと、今までずっと長い期間保ってきた集中力が落ちてしまった
それも分かります。あそこで、ある意味では気持ちが切れてしまったことも。選手もサポーターも。
でも。
だとしたら。
まだ何かやりようがあったんじゃなかろうかと。
そう考えると「疲労が積み重なって大変だった」とか「これを糧に来シーズンに向けて」とか、そういうことに気持ちが向いていかないのです。
終われないのです。
シーズン2008がやってきたとして、ぼくはまたスタジアムに向かうのでしょうか。今はまだ、答えが見つかりません。
追記:Jリーグ第34節 浦和レッズ v.s. 横浜FC その後