Jリーグ第33節 浦和レッズ v.s. 川崎フロンターレ[2010]

先週末の川崎フロンターレ戦は、テレビ観戦しておりました。前半はよろしくなかったですが、後半は気持ちを見せてくれましたね。

先制されるとなし崩し的に負けてしまうような試合が多かったですが、意地の同点弾を決め、さらに攻めまくり、勝利しても不思議ではない試合内容だったと思います。

あと数ヶ月早く、ここまで辿れつけていれば‥‥という思いが、テレビ観戦をしながら頭の中を巡りました。

Jリーグ第33節vs川崎フロンターレ

2010年11月27日(土)14:04キックオフ・等々力陸上競技場
試合結果
川崎フロンターレ1-1(前半1-0)浦和レッズ
得点者:1分矢島(川崎)、75分セルヒオ
入場者数:19,411人

各種報道を見る限りでは、残念ながらフィンケ監督の退任はほぼ決定のようです。

どん底の状態から築き上げてきたこの2年間が、来シーズンに継続されることを祈るばかりですが。

試合後にフィンケ監督は次のようにコメントしています。

ここ2年間、多くの選手たちの頭の中で、意識改革が行なわれました。そしてその結果を今日、見せることができた、本当の意味で一丸となった真のチームになってきたと思います。私たちは常に将来のことを考えて仕事をしてきました。そしてこのまま成長させていって、私たちのチームがとても長い期間にわたって、とても大きな成功を得ることができる、そして定期的に多くのことを勝ち取ることができるチームに育てていきたいと考えています。ただし、このクラブでこのようなチームを作り上げるためには多くのことを改革しなくてはいけませんでした。それが、私たちがずっと続けてきたことだったのです。

コストカッターとしての役割と、若手育成の手腕を期待され監督に就任。求められていたことに関しては結果を出すも、来シーズンのビジョンをフロントと共有できずに退任、ということのようです。

育てながら勝つ監督もいるのかもしれませんが、果たして浦和レッズの監督に就任してくれるものなのでしょうか。限られた予算で育成するにも、ユース上がりの選手を育てるならば2年や3年はかかるのではないでしょうか。

これまでユース出身の選手をこれだけ起用し、成長させることができたのはフィンケ監督だけですし、2年前に味わった絶望感から、ようやく光が見えてきた矢先の監督交代には疑問を感じずにはおられません。

いろいろな憶測もありますが、なぜ監督交代に至るのか、そして新監督を選ぶ理由など、社長から詳しい説明を聞きたいところです。

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