Evernoteが、ロゴデザインをはじめとした「Evernote」のブランドを刷新を発表しました。10周年の節目のブランド刷新です。
Evernoteがサービスを開始したのは2008年6月24日でした。写真撮影して中にあるテキストをOCRするというソフトを初めて見た時は驚愕しましたよね。今では当たり前ですが。
その後、熱心にEvernoteを使い、アンバサダーになったり書籍を何冊も執筆したり、思えばEvernoteと共にあった10年でもありました。
「すべてを記憶する」をミッションとして提供を開始したEvernoteも、この10年間で「すべてを記憶する」だけでなく「アイデアを形にする」「共同作業を行う」ことへのニーズが高まってきたそうです。
そのため、Evernote のミッションも「人々が本当に大切なことに集中できるようサポートする」というものへと進化しました。
今回のブランド刷新では「これらのミッションを実現することでより良い世界に変えていける」という前向きさ、明晰さ、自信といった3つのメッセージを込めているそうです。
象のロゴもイメージチェンジ
引き続きロゴには象が使用されていますが、イメージチェンジが図られています。
ロゴの形状を柔らかく:ロゴの形状をもう少し柔らかいものにするため、全体的なプロファイルに丸みを帯びさせました。これにより、ロゴ以外のスペースにゆとりが生まれ、最終的にロゴを囲んだ白いスペースが最適化されました。
「めくれ」をより大きく:本のページにつけた折り目や、一般的なドキュメント(文書)のアイコンを連想させる、象の耳の部分の「めくれ」は、Evernote の歴史を象徴する重要なパーツです。そのため、この「めくれ」をより大きくして、強調しました。
象の顔のパーツを修正:象の鼻の部分は「成長」を象徴するスパイラル状に曲げ、より丸くすると同時に、象のおでこの部分は「前進」をイメージし、より角度をつけました。また、これまで「笑っている」か「怒っている」ように見えると言われていた象の目の部分は、より親しみを感じやすいものにしました。
色使いを見直し:Evernote ブランドに関する調査の中で、多くの人がロゴを「緑の象」と認識していることが分かりました。実際は、普通の象と同じようにグレーでしたが、今回のブランド刷新を機に、象のロゴを緑色にすることにしました。また、配色も従来よりもさらに純粋なグリーンに近い緑色を選びました。
象の色がグレーからグリーンに変更されたのは大きな変化ですね!
Evernoteの文字に関しては、象のロゴのデザインを見直したことで、力強いグリーンのロゴマークに負けないような、大胆かつバランスのとれた書体が必要になり、モダンな要素を随所に取り入れながらも時代を超えた良さを感じさせる、セリフ体の「Publico」という書体が採用されています。
なお、なぜEvernoteのロゴが象なのかは「Evernote」はなぜ象のアイコンなのか?をご覧ください。