牛丼チェーン「すき家」が、2014年8月27日から値上げすることを発表しました。人手不足解消のための人件費などがかさみ、赤字になることが予想されることから、値上げが不可避と判断されたようです。すき家:人手不足響き赤字転落…3月期予想 牛丼値上げという記事になっていました。
すき家は、長時間労働などを敬遠して辞めるアルバイト店員らが相次ぎ、今年に入って最大約250店舗が一時休業。4月の消費増税後、吉野家と松屋が牛丼を値上げしたのに対し、すき家は10円値下げして集客を図る戦略を選んだが、人手不足解消のためのアルバイト増員に加え、円安に伴う牛肉の輸入価格上昇で採算が悪化した。
一人で勤務するワンオペレーションなどが敬遠され、店舗が休業、従業員に無理を強いてきたことで、結果的に創業以来、初の赤字になる見通しだそうです。ネットがあったからこそ、日本各地の「すき家」の従業員が「辛い」という思いを共有して、こういうことに繋がったのかな、と思っています。
すき家の1984店舗のうち、現在も人手不足のために51店舗が休業し、940店舗が深夜にワンオペで営業している。アルバイトの採用増や、昼の営業時間帯から人手を回すなどのやりくりで、半数の470店舗は9月末までにワンオペを解消できる見込み。
ワンオペレーションは強盗の危険性もありますからね。ネタフルでも“すき家強盗マニュアル”がネットに出回る!?という、ちょっと物騒な記事を書いたことがありました。すき家が防犯対策しない理由というものもありました。長年、こうしたことに対策をせず、放置してきたことのツケが回ってきているのでしょうね。
「すき家」では、牛丼の並盛を250円から270円に値上げします。その他のメニューも20〜40円引き上げるということです。