キリンビールがギネス“強奪”…フラれたサッポロという記事より。
キリンビールは26日、英酒類大手ディアジオのビール「ギネス」などの輸入、販売を2009年6月から始める、と発表した。バドワイザーなどの輸入ビールを扱っているキリンは商品の拡充を狙い、ディアジオは販売増を図る。
1964年から「ギネス」の取り扱いをしていたサッポロビールですが、契約をキリンビールに持っていかれてしまったみたいです。
「ギネス」のディアジオ日本法人は「日本市場でのさらなる成長実現のためには、キリンが最良のパートナー」とコメントしています。
サッポロによる販売は06年に54万5000ケース(1ケースは大瓶20本分)のピークを記録して以降、07年に52万6000ケース、今年は53万4000ケース(予想)とほぼ横ばいで推移。
この横ばいの数字に「ギネス」側としてはちょっと納得いかなかった、ということなのですね。売上としては約70億円だそうです。
50年弱の付き合いのパートナーを変更するのですから、よっぽどのことなのでしょう。
サッポロは「契約終了を新たな商品開発のチャンスととらえ、お客さまに新しい価値を提案していく」としています。