手ブレ補正付き光学10倍ズーム搭載のコンパクトカメラという記事より。
松下電器の「DMC-TZ1」は、手ブレ補正機構付きの10倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメだ。35mm判換算で35〜350mmのレンズを搭載している。
これまでサイズが大きめのボディで光学ズーム10倍程度を搭載しているデジカメは多数登場してきました。さらに手ぶれ補正となると、LUMIX FZシリーズなどが有名です。
一眼レフカメラ風で大きめのボディで、それはそれでかっこ良かったのですが、ライトなユーザが持ち歩くには適していなかったり。
そこでボディをコンパクトにして登場したのが「LUMIX DMC-TZ1」です。
レンズを途中で屈曲させてボディ内に収めている。通常の屈曲型と異なるのは、ボディから飛び出た沈胴部分も持っていることだ。上から見ると、レンズ全体はL字型に曲げられてカメラに収まっている形だ。
こんな工夫をしてレンズをボディに収めてしまったそうです。
それなりに厚みはあるようですが「レンズ部のはみ出しが小さく、背も低いため、ずっと持ち歩きやすいデザイン」になっています。
それなりに厚くても、光学10倍をこのサイズで持ち歩けるというのは、荷物が多い旅行の時や、子供が小さいうちは非常に助かると思います。
さらに、
起動が速いのもいい。沈胴式なので起動時にレンズが飛び出す儀式があるだろうと思っていたが、起動直後の広角端の位置ではレンズは動かないので、すぐに撮影可能となる。
というのも良いです。基本は広角で使うでしょうからね。
発表会場で見たTZ1は、高倍率ズーム機ということもあって、「写真」を意識したマニアックなカメラを想像していたのが、実際に使ってみるともっとリラックスした「記憶」を残すためのカメラのような気がしている。
松下は、こうした新しいジャンルを切り開いていくのが上手ですね。
価格もAmazonで38,800円となかなかお手頃な感じです。
▼Panasonic デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ1-S シルキーシルバー
▼Panasonic デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ1-A コンフォートブルー
▼Panasonic デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ1-N シャンペーンゴールド
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「旅カメラといっても、ヘビーユーザーが撮影旅行に持って行く、作品を撮るためのカメラじゃないんです。ごく一般のユーザーが、旅行に出掛けたときに、記念写真やスナップを撮る。そんな用途に役立つカメラを目指しました」