工場萌えの写真撮影というのは、工場の周囲から工場を写すことだとずっと思っていたのですが、チェコ第三の都市であるオストラヴァの「Dolni Vitkovice(ドルニ・ビトコビツェ)」は、ヨーロッパ産業遺産の道にも指定されている工場(溶鉱炉)を上って写真撮影することができます!
つまり、工場の中から工場を撮影することができるのです。もちろん周囲には他の溶鉱炉もあるので、溶鉱炉を地上78mの高さから撮影するという、なかなかできない体験も可能です。
たっぷり2〜3時間程度のガイドツアーがありますので、思う存分、工場を肌で感じることができます!
ガイドツアーにはグループで同じ色のヘルメットをかぶって参加します。これで気分も盛り上がります。
「Dolni Vitkovice(ドルニ・ビトコビツェ)」は、2002年にヨーロッパ産業遺産の道に登録されました。
最初の製鉄工場は1828年に工場ができ、その後、一帯に広がりました。
第二次世界大戦まではロッチェルファミリーのものでしたが、第二次世界大戦後の1948年に共産主義になり工場は国営化されました。
1989年のビロード革命でチェコは自由主義となり、工場も民営化されます。
見学コースとなっている一番手前の鎔鉱炉で最後の鉄ができたのが、1998年だったそうです。
製鉄された鉄は第二次世界大戦ではナチスドイツが使い、共産主義時代にはソ連が使ったのだとか。
溶鉱炉の一番上に設けられたタワーは「ボルトタワー(Bolt Tower)」と言います。「ボルトタワー」は2015年にオープンしました。
オストラヴァに陸上選手のウサイン・ボルトが毎年トレーニングしに来ていた縁で「ボルトタワー」と名付けられました。「ボルトタワー」には、ウサインボルトのサインがあります。
ボルトの名にちなみ、タワーの形もボルト(ネジ)のようにデザインされています。高さは78mで、ガイドツアーに参加して最上階まで上ることができます。
「Dolni Vitkovice(ドルニ・ビトコビツェ)」を会場に、1日に4〜5万人が訪れるような音楽フェスティバルも開催されています。
日本では「Dolni Vitkovice(ドルニ・ビトコビツェ)」はほとんど知られていないと思いますが、実はプラハ城、カレル橋に続いてチェコの中で3番目に訪問者の多い人気観光地になっているということです。チェコ人には知られた観光地となっているそうです。
それでは78mの最上階までウサイン・ボルトのサインを見に行く動画をご覧ください! ぜひご覧ください! 色々な意味で頑張っています!
撮影は「GoPro HERO7」動画編集は「Perfect Video」というアプリを使用しています。
チェコ旅について
チェコ政府観光局の招待により、建国100周年のチェコを取材しています!
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