チェコ政府観光局の招待で訪れたチェコ共和国の1泊目に宿泊したのは、カルロヴィヴァリの「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム(Grandhotel Ambassador Narodni Dum)」です。高速バスのバス停を降りてすぐのところにあり、周囲には飲食店やお土産物屋さんもあり便利な立地です。
高速バスを降りると、その美しい町並みに圧倒されます。こ、これがヨーロッパなのか‥‥19世紀頃から建築されたという重厚な町の雰囲気は、歩いているだけでも気持ちをアップテンポにしてくれます。写真を撮っているだけでも楽しい!
高速バスのバス停から、徒歩数分のところに「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム(Grandhotel Ambassador Narodni Dum)」はありました。「ここに泊まるのか‥‥」と、初ヨーロッパのぼくは驚きました。だって、ちょっとしたお城みたいじゃないですか!
カルロヴィヴァリは温泉地として有名です。ただし、お湯に浸かるのではなく、飲泉で有名な町なのです。ホテルから徒歩10分ほどのところに、飲泉するためにお湯が湧き出している源泉が13個あります。そちらは観光地となっていて、このホテルの周辺に町の人たちが住み、通っていると伺いました。
つまり、ホテルは町の人たちが生活するエリアにあり、完全なる観光地でなく、地元の人たちの生活感もちょっと味わえるのではないかと思います。
「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム」の室内
午後の柔らかい日差しに包まれた室内です。
ベッドはダブルベッド。上掛けが2枚というのは珍しいですね。
背筋がピンとしそうなイスと、テーブル。ここには見えるところに電源がなかったので、スタンドライトのコンセントを外して、パソコン用に電源を拝借しました。枕元にはコンセントがありますので、スマートフォンを充電しながらの睡眠もOKです。
バス・トイレルーム。右側に謎のはしごのようなものがあるのですが、温度調節できそうなところを見ると、乾燥機か何かなのでしょうか?
清潔感のある洗面台。聞くところによると、水は飲めるそうです。シャンプー、ボディシャンプーはありますが、歯ブラシはありません。日本だと歯ブラシは必ずあるアメニティですが、海外旅行の際は必須です。
空調があまり効いている感じがしなかったので少し窓をあけて寝たのですが、深夜でも騒がしいことはなく、ぐっすりと眠ることができました。
館内の様子です。
この歴史を感じる雰囲気は新しく作られたものではなく、積み重ねられた歴史の上にあるというのが良いのです。
ウキウキする階段。
ネットで調べると一泊100€くらい、日本円にすると約12,000円です。
カルロヴィヴァリの夕食
カルロヴィヴァリの夕食は、ホテルに併設されたレストラン「Nároďák」で頂きました。「Pilsner Urquell Original Restaurant」となっているので、ピルスナービールの元祖といわれるピルスナー・ウルケルの直営店のようです(直営店かどうか確認中です)。ピルスナー・ウルケルの工場見学にも行く予定ですが、これは楽しみです。町を2時間くらい散策したので、喉もからからです!
店内に入ると、大きな樽がありました。ここに工場からビールが運ばれてきて注ぎ込まれるのだそうです。キラキラに光っちゃって素敵です。
まずは定番のピルスナー・ウルケルです。日本の4大メーカーのピルスナービールのルーツを辿るとここに辿り着くのでしょうか。日本で飲むビールと非常に近いですが、さらに軽い感じでしょうか? これはゴクゴクといけてしまいます! この違いはチェコで飲んでるからなのだろうか、はたまた水の違いなのだうろか。とにかくゴクゴクです!
このダックのパテも美味しかった。パンに塗ってぱくー、そのまま食べてビールをごくー! ピルスナー・ウルケル、一杯では足りない!
続いてスタウトのコゼル。濃すぎずコゼルもゴクゴク系。どっしりしてないからゴクゴクしてしまう。ヤバい。ちなみに、今回は3種の飲み比べとなっています。
メインは写真だと大きさが伝わらないかもしれませんが、これまたダック。食べごたえがありましたが、ペロリと食べてしまいました。チェコでは年に数回食べるお祝いのときのごちそうのようです。ダックらしさというか、やっぱり鶏とも違う風味があって、それがコゼルのようなやや濃い目のビールに合うのです。
付け合せにみえるのが、クネドリーキというチェコの主食です。小麦粉だけ、じゃがいも、古いパンを入れたものと3種類があるそうで、料理にあわせて作り分けられます。
これはじゃがいもがはいったものですが、もっちりとした食感にずっしりとお腹にたまる重量感、確かに完全に主食です。クネドリーキ自体に強い味があるものではないので、いろいろな料理にも食べ合わせができるのでしょうね。
ビールを注ぐタップは、横スライド方式。これは日本では見たことはありませんでしたが、横スライドならではの理由があるのでしょうか? 工場で質問してみたいと思います。
3種類目が、店長オススメのガンブリヌス(Gambrinus)です。シーズニングビールというのでしょうか、毎月、味が変わるそうで、今月は胡椒みたいなスパイシーさがありました。ハーフ&ハーフかな、と見た目では思ったのですが、完全にオリジナルビールでした。いつでも飲めるわけではないので、観光で訪れたぜひとも飲んでみたい一杯です。
チェコの夜は明るく、これでまだ22時くらい。少しずつ、夜は更けていくのでありました。もう一杯‥‥と思いましたが、体力の限界を超えたのでおとなしくホテルへ‥‥。
「グランドホテル アンバサダー ナロドニ ドゥム」の朝食
フロントの横にある朝食会場です。なお、日本でいうところの1階は、こちらのホテルでは0階です。
もっと「朝食会場〜!」という雰囲気なのかと思ったら、落ち着いた雰囲気のレストランでした。歴史ある朝食を頂きます。
パン。クロワッサン、美味しかったです。超大きいのだけど食べ切ってしまった。
酢漬けの魚に目がないので食べましたが、こちらも美味しい。日本人好みの味付けです。
卵料理にソーセージ。
サラダとフルーツ。ドレッシングがないと思ったら、他の場所にオリーブオイルなど自分で調合するようになっていました。
ジャムも美味しい。イチゴジャムを食べました。
ホテルの朝食ビュッフェの定番ですが、味は間違いなく美味しいです。というか、日本人好みの味付けなのでしょうか。
午前中からモリモリと活動するので、普段は食べない朝ごはんもモリモリと食べました。
マッサージやプールもあるそうなので、夜はゆっくりとクールダウンして、早起きしてしっかりと朝食を食べるのも良いですね! 朝食は7時からでした。
>>Grandhotel Ambassador – Wellness Hotel in Karlovy Vary(公式サイト)
>>Grandhotel Ambassador Narodni Dum(ホテル予約サイト)
住所: T.G. Masaryka 1088/24, 360 01 Karlovy Vary
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