
チェコ政府観光局の招待で訪れたチェコのモラヴィア地方にある地方都市、オロモウツ。ここにはユネスコの世界遺産、バロック様式のモニュメント「聖三位一体柱」があります。
オロモウツはプラハをはじめとしてその他の都市から200kmの距離にあり、戦略的に軍隊の基地として作られました。つまり要塞都市として発展しました。工場はなく、兵士が多く住んだ街でした。現在は学生の街として知られています。

「聖三位一体柱」はバロック式のゴージャスな装飾が特徴で、街の凄さを見せるためにも作られたものです。きっかけは18世紀初頭にモラヴィア地方を席巻したペストが収束したことを記念したものです。1716〜1754年に作られました。

通常は15mくらいの柱がほとんどですが、オロモウツの「聖三位一体柱」は32mあり、ペスト犠牲者を追悼する柱としてはヨーロッパで一番高いものとなっています。

扉の中にはチャペルがあります。周りの像もオリジナルのままが保存されています。

柱全体はサンドストーン(砂岩)で作られているため、色が黒くなります。「柱」と言ってるものの塔にもチャペルにも見える様式は、バロック式に起因しているのだそうです。
「オロモウツ」の街散策
オロモウツは保護されている旧市街広場としてはプラハに続いて2番目に大きく、つまり歩いて散策できる見どころがたくさんあります。特に、7つの噴水を持つのがオロモウツ市民の夢だったということで、広場のあちこちに噴水を見ることができます。
それでは写真でオロモウツ散策してみましょう。


ゴシックやルネッサンス、ミックスされた様式の市庁舎。

1830年にできたオロモウツの劇場です。バレエ団のプリマドンナは、なんと日本人だそうです。

ジュリアスシーザーは、伝説ではオロモウツを作ったと言われています。オロモウツの噴水の中で最も大きいものです。

ここは2つの広場が隣り合っているのですが、5つの噴水があります。これだけ噴水のある広場はヨーロッパでもオロモウツだけなのだとか。


機械部分は19世紀に作られた天文時計です。モザイクは20世紀に作られました。世界で唯一の共産主義を表している天文時計と言われています。労働者が描かれています。

元は貴族や聖人が描かれていたのですが、戦争で焼けて1952年に共産主義により書き換えられました。
天文時計が動いているところを撮影した動画です。

オロモウツの街。





オロモウツはチーズが有名な街でもあります。オロモウツチーズを使ったデザートを頂きました。

「TVARUZKOVA CUKRARNA(トヴァルーシュコヴァー・ツックラールナ)」というお店です。










「聖三位一体柱」の行き方・アクセス
>>聖三位一体柱(TripAdvisor)
住所:Horní náměstí, 779 00, Olomouc
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