普段は行かないようなスーパーに行ったところ、白いパッケージが山積みになっていました。「ペヤングの特売か‥‥」と通り過ぎそうになりながら、二度見してしまいました。
パッケージが四角くない! しかも! ソース‥‥ラーメン‥‥。
そうです、山積みで売られていたのは「ペヤング ソースラーメン」だったのです。
ソースラーメンは船橋のご当地ラーメン
ペヤングといえばソース焼きそば、ソース焼きそばといえばペヤング。そのくらい切っても切れない両者ですが、焼きそばがラーメンになっちゃってました。
でもパッケージにはしっかりと「ペヤング」の文字。
上蓋の暖簾風ロゴには「ソース ラーメン」と書かれています。確かに焼きそばじゃない。
想定外の事態というか、まさかペヤングが焼きそばをラーメンにするとは思っていなかったので、ちょっと混乱しました。混乱しましたが、手に取りレジへと進みました。
安直な発想としては、焼きそばをラーメンにするというのはあると思います。ちょっとやってみっか的に。でも本当にやっちゃったら「ええええ!」となる気がします。
だってソースラーメンなんて見たことも聞いたこともないもの!
と思ったのですが、調べてみるとしっかりと千葉県船橋市のご当地ラーメンとして存在していることが分かりました。
船橋ソースラーメン – Wikipediaによると「ラーメンには醤油、味噌、塩を味の基本にすることがあるが、船橋ソースラーメンはそれらを用いずウスターソースを味の基本とする黒っぽいスープが特徴」とのことです。
かつて、船橋駅近くにあった中華料理店「花蝶」が元祖であるとされています。
関係者の話の依れば戦後に考案され、当時は「ダイヤキ」と呼ばれていた。これは「大盛り焼きそば」の意味であったと考えられている
どちらかというと、つゆだくな感じの焼きそばだったのでしょうかね。
やがて「ソースラーメン」を提供する店はなくなったものの、2012年頃にご当地ラーメンとして復活させたのだそうです。
ペヤングが参考にしたかどうかは定かではありませんが、いずれにせよ、ソースラーメンは存在し、それを手軽に食べようと思ったら「ペヤング ソースラーメン」は最善手と言えるかもしれません。
「ペヤング ソースラーメン」食べた感想
中に入っているのは、かやくとスープです。この黒いスープが、ソースのスープです。
麺は細麺のノンフライ麺です。見た感じ、とても好みで美味しそうに思いました。
\お湯を入れて3分/
うっかり湯切りしそうになりますが、焼きそばではないので湯切りはありません! ペヤングなのに、ちょっと不思議な気分です。
ソースを入れてかき混ぜたところですが、濃い口醤油のラーメンだと思えばそう見えますが、これがソースの黒だというのだから、不思議な気持ちになるのです。
ソースを入れた直後の香りも、完全に「ペヤング ソース焼きそば」なんですもの! ああ、あのソースの香り!
やっぱり麺は美味い。細麺で硬めで食べると最高です。食感が良いですね。
で、肝心のスープなのですが‥‥ソースがベースになったスープって初めて食べたような気がするのですが、なんともまあ不思議な味わいとしか言いようがないというか。
香りほどペヤング感は強くないと思ったのですが、それでもソースベースのスープって食べたことがない味なんですよ。だから、形容し難いというか‥‥何かに似ているという言葉すら出てこないのですね。
けっこうあっさりとしたソース味で、美味しいのは美味しいんです。まろやかで。機会があれば、ぜひ食べてみてください!
「ペヤング ソースラーメン」は2019年9月9日より発売開始となりました。企画から発売までわずか3ヶ月だったそう。ペヤングって色々なバージョンが登場しますが、けっこう短いサイクルで商品開発が行われているんでしょうかね。
ちなみに「ペヤングヌードル」というのは食べたことありますが、ソース焼きそばは関係ありません。
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「ペヤング ソースラーメン」のカロリーと炭水化物
「ペヤング ソースラーメン」のカロリーは302kcal、炭水化物は61.5gです。