達海猛を日本代表監督にというエントリーで、モーニング連載中の「GIANT KILLING」が、第2回とらのあなコミック&ノベル大賞で総合1位になったことを知りました。
納得、納得、超納豆。いや、超納得。
だって面白いもん!
「GIANT KILLING」は、これまでサッカーに興味がなかった人にもそうでない人にも、新しいサッカーの見方を提示している非常に希有なマンガだと思います。
サッカー監督の話だなんて面白いと思わないでしょう、普通。
でも、これが面白いんだな、サッカーは。監督交代で、チームが劇的に変わってしまうこともあるのです。
そろそろ自分が動くよりも、人を動かす立場になりつつある三十路男性に読んでもらいたい作品です。
とか、
「ウイイレ」の面白さと「サカつく」の面白さ両方兼ね備えた秀逸作
などのコメントが紹介されています。
サッカーの監督解任といえば、浦和レッズの開幕2試合で解任されたオジェック監督が記憶に新しいところ。
浦和レッズには過去にも、2試合という短期ではありませんが、シーズン途中に監督交代するという劇薬を使ってきました。
もちろん監督交代は、浦和レッズに限った話ではありません。
プレイする選手はもちろんプロなので選手たちの自主性ももちろん大切なのですが、それにも増してまとめ上げる監督の手腕が、非常に重要なのです。
オフト監督以前、監督が変わっても変わらないチームを見ました。
その采配には批判もありましたが、オフトで変わるチームを目の当たりにしました。そのとき初めて、監督でチームが変わるということを理解しました。
ギドでチームは戦う集団になりました。そしてオジェックは解任され、エンゲルス監督に交代しました。
エンゲルス指揮の浦和レッズは初戦こそ3-3で引き分けましたが、無得点状態から脱することができました。そして2戦目、3-0で完封しました。
選手たちはチームの雰囲気が変わったといいます。こういうマネージメントも監督の重要な仕事です。
試合を見るだけでなく、練習後や試合後の選手・監督のコメントなども含めてトータルに見ていくと、サッカーはもっと面白くなります。
そんな新しいサッカーの観戦スタイルを、分かりやすく教えてくれるのが「GIANT KILLING」です。
「GIANT KILLING」が総合1位に輝いたのは、なぜか我がことのように嬉しいです。おめでとうございます!!
▼GIANT KILLING 1 (1) (モーニングKC)
▼GIANT KILLING 2 (2) (モーニングKC)
▼GIANT KILLING 3 (3) (モーニングKC)
▼GIANT KILLING 4 (4) (モーニングKC) (モーニングKC)