2018年3月某日、日産とDeNAが共同で開発する自動運転車両を使った新しい交通サービス「Easy Ride(イージーライド)」を体験しました。
日産リーフをベースにした無人運転車両に日産本社前から乗車し、設定したレストランにハンバーガーを食べに行く‥‥ことを想定した乗車体験です。
日産はインテリジェントキーモビリティーを掲げる中の1つとして、より自由な移動を実現するサービスとして「Easy Ride」の開発を進めています。
今回は「Easy Ride」のユーザーエクスペリエンスの実験として、ブロガー試乗会に参加させて頂きました。
「Easy Ride」試乗体験の動画
実際に試乗体験した様子を動画にまとめたので、ぜひご覧ください。
「Easy Ride」はどうだったか?
現在、フィードバックを受け付けており、2020年代早期のサービス実現に向けて絶賛開発中ことのですが、いわゆる今回のような決められたエリアの中であれば、クルマが自動で走り回り、呼ばれたら駆けつけるというサービスは構築しやすいのではないかと思いました。
そのくらい、乗っていて「フツー」だったのです。
動画の中でも話は出てきますが、どちらかというと超安全運転。しかし、何もせずに乗車している身からすれば、スピードが遅いとか、そういうことは一切、気になりませんでした。
むしろ上質なドライビング体験かもしれません。
「タクシーは非日常、もっと手軽に乗れるものとして」というお話もあったのですが、このあたりは人件費との兼ね合いもあると思いますが、例えばライドシェアのような形で、より安価に移動できるようになれば使い勝手も良いはずです。
そして、ただ単に乗車するだけでなく、動画を見れば分かるように観光や店舗のレコメンドもあります。
より乗車することを上質な体験にしたいという思惑があるようですが、このあたりはさらにAIの進化ともあわせて、時間帯や距離、目的地などから、仕事で乗っているのか、観光で乗っているのか、それともちょっとした買い物で乗っているのかといった判断がなされ、レコメンドされる内容もパーソナライズされると、さらに便利になるのでしょう。
自動運転のメリットとして、誰も乗っていない時でも自走することから駐車場が必要ないということが挙げられます。気になる充電状況ですが、今回のような環境であれば、1日に1回くらいの充電で大丈夫なのだそうです。
現在はリアルタイムで充電状況をモニタリングしているそうですが、いずれ自分で判断して充電スポットに向かうような、クルマ版自動掃除機みたいになるのも間違いないことでしょう。
自動で前方の車両を追尾していくプロパイロット機能も体験したことがありますが、あれも衝撃を受けました。運転席には座っているけれど、どこか運転していない感覚。助手席に座っているのともまた違います。
そして、それとも全く違う、自分で考えて走る自動車は今回が初体験だったのですが、360度の全方向を監視していることから、いずれは「人間が運転するより安全」な時代へと突入するのも間違いないのでしょう。
目指す未来はこちらの動画を見るとより分かりやすいと思います。
自動運転車両では、運転席も必要なくなりそうですね。