国土交通省「ラウンドアバウト」導入を検討開始

2013 09 06 1459

「ラウンドアバウト」という交差点の形態をご存知ですか? 信号機のない、円形の交差点です。日本でも、長野県飯田市の東和町交差点が「ラウンドアバウト」交差点として話題になりました。

その「ラウンドアバウト」を、国土交通省が導入検討するということでニュースになっていました。信号機ない「丸い交差点」導入へ検討開始という記事です。

国土交通省は4日、信号機のない円形の交差点「ラウンドアバウト」について有識者検討会を設置し、導入に向けて課題などの検証を始めた。

実際には、東和町交差点のライブカメラを見てもらうのが分かりやすいと思いますが、円形の交差点に進入し、同じ方向に回転しながら、それぞれの行きたい方向に左折していきます。

「進入する際、減速や一時停止をする必要があるため、事故抑止につながると期待されている」ということですが、無茶な運転をすれば即事故になるのは誰でも分かることでしょう。何しろ信号機がないのですから、まずは自分が気をつけないといけません。

先日、ベトナムのダナンにきましたが、信号機はほとんどなく、交差点はこの「ラウンドアバウト」ばかりでした。バイクの数も多いのですが、クルマとお互いに譲り合いながら、上手に交差点が利用されていました。ただし、慣れないうちは進入するのにも躊躇するかもしれませんが。

環状部分に進入できる車両の数には限界があるため、交通量の多い場所での設置は難しいという指摘もある。

あとは「ラウンドアバウト」を設置するための場所も必要ですから、郊外で場所が広く、交通量もほどほどの場所でないと効果を発揮するのが難しいかもしれませんね。

ネタフルでも次のような記事を書いています。

日本初の信号機を取り外した「ラウンドアバウト」交差点をライブカメラでウォッチしてみる