今回、モントリオールで開催中のカナダ観光局主催の「GoMedia」に参加している最大の目的が、マーケットプレイスです。といっても、ぼくの場合は何か商談をしているという訳ではなく、カナダ全土から集まった観光PRの担当者の話を聞いたり、それに対して質問をして、より深くカナダのことを知るということをしています。
1件あたり15分という短い時間ではありますが、これまで知らなかったカナダの観光の奥深さを体験しています。アルバータ州のソーシャルメディア観光大使、カルガリー名誉市民なので、アルバータ州のことに関しては詳しいつもりですが、それ以外の地域のことに関して知る素晴らしい機会となっています。
1日目に話を聞いた10地域をご紹介します。「カナダにはこんなところもあったんだ!」と、旅行・観光の参考になれば幸いです。
Tourism Golden(Kicking Horse Country)
Golden(ゴールデン)という街から行く、Kicking Horse Country(キッキング・ホース・カントリー)というリゾートです。ブリティッシュコロンビア州にあり、カルガリー空港からはクルマで2時間半くらいです。同じBC州のバンクーバーからだと約8時間。
アクティビティはアウトドアで、夏はラフティング、スカイダイビング、パラグライディングなど、特に山の中での自転車や国立公園のハイキングが人気とのことです。国立公園が6つあり、110kmを移動することができます。
冬はスキー、スノーボードが人気で、他にはスノーモービルを楽しむこともできます。グリズリーや狼といった自然の動物もたくさん見ることができます。
Golden(ゴールデン)からKicking Horse Country(キッキング・ホース・カントリー)までは距離にして14kmくらい、クルマで15分ほどとのことです。
ぼくは初めて聞いたリゾート地だったのですが、日本人も訪れるそうで、40〜50代に人気とのことだったので、恐らくハイキングなどをする人が多いのかな、と思いました。
Hotel William Gray(ウィリアムグレイホテル)
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「Hotel William Gray(ウィリアムグレイホテル)」は、モントリオールの中でも新しいホテルです(オープンしたのが数ヶ月前)。ホテルはモントリオールのイメージで、クリエイティブな人たちが住んでいる場所に作られたそうです。ホテルの名前は「ウィリアム・グレイ」という人の名からきています。
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部屋数は127部屋、ペントハウスは100平米の広さです。屋上にはテラスがあり、オールド・モントリオールを360度見渡すことができます。レストランは肉とシーフードを大事にしています。シェフはカナダのコンテストでも有名な人物とのこと。
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ブティックもたくさんあり、ローカルの人とのコラボレーションを大事にしています。ストリートウェア、カジュアルウェアが揃っているとのことでした。
時期などにもよりますが、1泊350ドルくらいだそう。写真で見ても、とにかくお洒落なホテルだと思います。
CN Tower Edgewalk(CNタワーのエッジウォーク)
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「CN Tower(CNタワー)」はカナダオンタリオ州のトロントにある、高さ553.33メートルのタワーです。このタワーの外側を歩くのが「Edgewalk(エッジウォーク)」です。世界で一番高い、手を使わない歩道です。幅は1.5mで、レストランの屋根の上です。
「街を見るベストな方法」とのことでした。「高所恐怖症でも大丈夫か?(大丈夫のわけはないけど)」と質問したところ「自分の限界を超えてみませんか?」と回答を頂きました。
「Edgewalk(エッジウォーク)」は225ドルで、ウォーク以外にもタワーの案内、写真撮影x2、ビデオディスク(ウォークの動画)、認定証などが貰えるそうです。自分の限界を超えてみたい人はいかがでしょうか?
ナイアガラクルーズ
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ナイアガラの滝をクルーズすることができる、ナイアガラフォールのクルーズの会社「Hornblower Niagara Cruises」です。デイタイムとイブニングの2種類のクルーズがあります。
50フィート(約15メートル)までナイアガラの滝に近づくことができるそうです。ファイヤーワークスクルーズやイルミネーションクルーズがあります。1シーズンで約2,200万人が訪れました。スマートフォンでチケットを購入して入場することも可能です。
元々はアメリカでクルーズを提供している会社で、カナダに進出してきたのだそうです。
ケベック国立公園&Sepaqリゾート
「Quebec National Parks & Resorts Sepaq(ケベック国立公園&Sepaqリゾート)」です。Sepaqは47の会社をマネージメントしているケベック州営の企業です。メインの業務は国立公園などの地域を守ること、森の管理、それに加えて様々なアクティビティも管理しています。
アクティビティでは動物を見たり、カヤック、ハイキングなども可能です。動物を見るなら熊、ビーバー、ムースなどがたくさんいます。メインの仕事は動物を守ることなので、観光客に動物を見せることも大事にしているとのことでした。
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星を見るのも好きだと伝えたところ、オススメして頂いたのが「Megantic(メガンティック)」のスターウォッチングです。世界で一番の星空が見られる場所で、山の頂上には天文台があります。山の下にラボもあるそうです。モントリオール空港からクルマで2時間半。夜空が好きな人はいかがでしょうか?
Studio Bell(スタジオ・ベル)
「Studio Bell(スタジオ・ベル)」は、カルガリーにある国営の音楽スタジオです。カルガリーからはクルマで1時間ほどのところにあります。楽器とカナダの景色にインスピレーションされたスタジオで、オーディオビジュアルの体験が可能です。
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「TONTO」は分かる人には分かるシンセサイザーでしょうか? これは実在するシンセサイザーで、探したところスティービー・ワンダーと共演している動画もありました。
この「TONTO」だけでなく、ローリング・ストーンズがレコーディングしたスタジオも移築されています。
博物館のようですがそれだけではなく、インキュベーションの場所でもあり、またライブもできる、さらには教育の場所でもあるとのことでした。
Montreal Cirque Festival(モントリオール・サーカス・フェスティバル)
Cirqueはフランス語でサーカスのこと。ということで、モントリオールで開催されるサーカスのお祭りが「Montreal Cirque Festival(モントリオール・サーカス・フェスティバル)」です。2017年7月6日〜16日に開催予定です。
モントリオールは世界のサーカスの中心で、シルク・ドゥ・ソレイユだけでなくたくさんのサーカスの会社があります。円形劇場でいつでもサーカスをやっており、世界のどこからでも演じにきているような環境です。
7月のモントリオールでは、ジャズの国際フェスティバルやユーモアについての祭りなどが開催されており、全てが無料で参加することができます。7月のモントリオールは、お祭りだらけで楽しそうです。
「Montreal Cirque Festival(モントリオール・サーカス・フェスティバル)」は、屋根の上、公園、どこでもできる祭りで、ポイントは手が届きそうなくらいに人に近いこと、とのことでした。来場者数は285,000人。
Canadian Museum of Nature(カナダ自然博物館)
「Canadian Museum of Nature(カナダ自然博物館)」は、カナダの自然に関する博物館です。1912年に建設された歴史ある博物館で、オタワの一番人気の観光スポットとなっています。
観光客はホッキョクグマやクジラや恐竜などを見たい人が多いと思いますが、遠く費用も高いことが多いです。「Canadian Museum of Nature(カナダ自然博物館)」では全てを見ることができます。
2010年にリノベーションした建物は、城にインスパイアされた美しい建築です。
カナダで最初の恐竜ギャラリーがあり、多くの恐竜の化石がアルバータ州からきているそう。2011年にアルバータ州ドラムヘラーの「ロイヤル・ティレル恐竜学博物館(Royal Tyrrell Museum)」に行ったことがあるのですが、そちらは1985年に建設されたので、歴史を持っているのは「Canadian Museum of Nature(カナダ自然博物館)」となります。
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各フロアーはテーマごとに分かれています。哺乳類ギャラリーではホッキョクグマ、ムース、バイソンなどいろいろなものが一つの場所で、さらに自然の景色そのままに見ることができます。鳥ギャラリーにはカナダで見られる450種類以上の鳥が。
水ギャラリーではカナダに2つしかないという、シロナガスクジラの骨格標本を見ることができます。北極ギャラリーでは2017年6月21日より、対話型ゲームを取り入れた新しいギャラリーがスタートする予定です。
QuebecFest(ケベックフェスティバル)
「QuebecFest(ケベックフェスティバル)」の協会には、31のフェスティバルが集まっているそうです。担当者は4つを担当しているそうで、自身が担当するフェスティバルを紹介してくださいました。
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「igloofest(イグルーフェスト)」は、エレクトロニック・ミュージックを特徴としたフェスティバルで、国際的なアーティストも出演します。驚いたのはスポンサーがサッポロビールで、よく飲まれているとのことでした。
冬場は外に出ることがないので、冬のモントリオールで外に出て踊るという特別な体験ができるとのことでした。毎年1月2月の木〜土曜の夜に運営され、バーやレストランもあります。コスプレしてくる人もいるとのことでした。
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「イグルー」というのは、イヌイットが圧雪でつくるシェルターのことです。
他にも7月には花火の美しさを競う祭りがあり、日本の花火師が招聘されることもあるということでした。ウェスタン祭りは60万人も集まる祭りで、カントリーの文化の特別な踊りや音楽、ショーが行われます。
Destination British Columbia
1日目の最後に話を聞いたのは「Destination British Columbia」です。ブリティッシュコロンビア州はカナダの西にある州で、バンクーバーがありますので、最も日本人に馴染みのあるカナダかもしれません。
日本人向けのアクティビティということで質問をしたところ、以下のようなものを教えて貰いました。
・アダムスリバー
秋、9〜10月くらいに1,000匹以上のサーモンが川を遡上するのが見られる。4年ごとはドミナントと呼ばれ何十億も。次は2019年。一緒に泳ぐこともできる。
守られた森。元々は黒い熊だったが今は白くなったものもいる。先住民と熊を見に行くツアーがある。バンクーバーからとても近い。
・ウィスラー
北アメリカで一番大きいスキーリゾートがある。夏になるとハイキング、パドリング、ショッピングができる。冬はスノーボードとスキー、スノーシューなどができる。ジップラインは北アメリカで一番長い。夏でも冬でも。バンクーバーからクルマで1時間と近い。