「カナダ料理ってなにがあるの?」と質問されると、実はなかなか「これぞカナダ料理!」というものはなく、その土地々々の食材を活かし、フランス料理の技巧を凝らした美味しい料理が、カナダの料理の特徴のように思います。嬉しいことに、どこで食べても料理は美味しいのもカナダの特徴です。
そんな中、確かにこれぞカナダ料理であり、さらにいうとカナダ料理のB級グルメの代表格として知られている、挙げられるのが「プーティン」です。フライドポテトにグレービーソースとチーズをたっぷりとかけた、ファーストフードでも食べられるのがコレ!
カナダのB級グルメ「プーティン」とは
「プーティン」は、フライドポテトにグレイビーソースと粒状のチーズカードをたっぷりかけた食べ物です。ケベック州で生まれたと言われており、まさしく今回、訪れているモントリオールなどは発祥の地と言っても良いのかもしれません。
余ってしまうチーズをうまく活用するために考案された料理という話もあるようですが、今ではカナダ国内のショッピングモールなど、ファストフードの代表格でもあります。以前、カナダを訪れたときには、ショッピングモールにある「NEW YORK FRIES」というファストフードでテイクアウトしたこともありました。
ちなみに、現地の方は「プーティン」というよりは、どちらかと言うと「プチン」と発音されていました。
カナダに行ったら「プーティン」を食べたい!
カナダに行ったら、しかも東部のケベック州のモントリオールに行ったらぜひとも「プーティン」を食べたい! ということで、ダウンタウンにあるファストフードに飛び込んでみました。
モントリオールの紅葉散策の後に見かけた「LA BELLE PROVINCE」という店です。
ダイナー風の店内というのでしょうか? アメ車の豪華なシートのような席でした。明らかに地元の人が多く食事をしていました(少し昼時を外したということもあるかもしれませんが)。
メニューはハンバーガーやホットドッグなどもあります。典型的なファストフードです。本当は「プーティン」とコーラくらいをオーダーするつもりだったのですが、これを見たら欲張って「#3」を注文してしまいました。「プーティン」とホットドッグのセットです。10ドルは日本円にして約1,000円くらいでしょうか。
すぐに用意して頂いたのがこれ(自分で受け取り席まで運びます)。「プーティン」の大きさに絶望‥‥いや、脱帽です。
容器は厚みがあり、自分のこぶしの4倍(!)くらいはあろうかというボリュームに、この時点で食べきれない予感がしました。
ホットドッグにはテーブルに置いてあるケチャップをかけて食べましたが、ザワークラフトが美味しかったです。日本でもホットドッグはもっとファストフードにあっても良いような気がします。
グレービーソースの独特の味わいと、次第にとろけていくチーズを混ぜながら、フライドポテトを食べます。久しぶりに食べましたが、やはり美味い! カロリーが気になる? 「プーティン」を食べる時は、そんなことはきにしちゃあいけません!
肉汁をベースにしているというグレービーソースで、半分ほどはフライドポテトを食べたのですが、かなりの空腹でしたが完食は断念。容器を移し替え、テイクアウトさせて頂きました。
ちなみにもう一つ、この店では驚いたことがありました。飲んでも飲んでもコーラがなくならないのです。日本のファストフードのMサイズくらいの大きさなのですが。不思議に思い蓋を取ってみると分かりました。氷が入っていないのです。確かに、これならたっぷりとコーラが飲めますね! 日本のファストフードも見習って欲しいな〜。
ということで、久しぶりにカナダで食べた「プーティン」でした。カナダに行く機会のある人は、ぜひカナダらしいB級グルメにチャレンジしてみてくださいね!
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「LA BELLE PROVINCE」のアクセス
住所:1216 Rue Peel, Montréal, QC H3B 2T6