今回の旅の目的の一つが、バンクーバーからカナダの大陸横断鉄道「VIA鉄道」に乗ることです。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州からお隣のアルバータ州に行くのも、夜を超えて長い時間をかけてゆっくりと進む長距離鉄道です。鉄道好きなら、是非ともカナダ旅行に組み込みたい、そんな鉄道旅なのですが、その始発駅がバンクーバーの「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」です。
「VIA鉄道」はVIA鉄道 – Wikipediaでは次のように説明されています。
VIA鉄道は、大西洋沿岸から太平洋沿岸までの大陸横断鉄道と、五大湖からハドソン湾との間を含む、カナダ国内の(ニューファンドランド・ラブラドール州およびプリンス・エドワード・アイランドを除いた)8州に及ぶ鉄道網上の旅客列車を運行させている。年間約400万人の乗客量となっている。
「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」は1919年に誕生
「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」へは、バンクーバー空港からVIA鉄道に乗るPacific Central駅まで地下鉄でという記事を書きましたが、地下鉄で移動することもできますし、簡単なのはタクシーを利用することでしょう。
その建物は非常に歴史を感じるもので、1919年に誕生したものだそうです。ベルサイユ革命のあった年ですね。
駅前には、オープンエアミュージアムの一環として、こんな彫像が飾られてもいました。「BIRD WRAP」と題され、鳥のマスクをかぶっています。
「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」は鉄道とバスの拠点
「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」は「VIA鉄道」だけでなく、同じく長距離鉄道の「アムトラック」や長距離バスの「グレイハウンド」の拠点にもなっているようです。21時前の出発だったので、20時前には駅に到着するようにしました。
なお、バンクーバーからジャスパーへ向かう「VIA鉄道」では夕食は出ませんので、バンクーバー空港またはバンクーバーのダウンタウンで済ませてきた方が良いかもしれません。一見したところ「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」の周囲には、そんなに飲食店がなかったような? 駅構内にハンバーガーショップはあります。
それにしても、実に立派な建物てす。微妙に「PACIFIC CENTRAL」のサインの電飾が消えているのも、より良い枯れた雰囲気を醸し出しています。
19時30分過ぎ。薄暮の「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」です。
これが駅に入って正面です。歴史を感じる時計があります。
右手に行列ができていたのですが、どうやらこれはバスを待っている人たちのようでした。そういえば、15年以上前にアメリカ大陸を西から東へ「グレイハウンド」に乗って1ヶ月かけて横断したことを思い出しました。こんな風に、行列に並び、最長で24時間をバスの狭いシートで過ごしたものです。あれはなかなかハードな体験でした。
左奥で、予約していたチケットを受け取りました。
「VIA鉄道」の受付は左の奥になります。
事前に予約されており、名前を伝えると‥‥?
発券されました!
ブリティッシュコロンビア州のバンクーバーから、アルバータ州のジャスパーへのチケットです。
チケットを持っていると、ラウンジに進むことができます。
車両が20両ほどと、端から箸まで歩くのも大変なほどです。
ラウンジ内で待つ人たち。
外にパティオがあり、そこで出発を待つこともできます。
スーツケースを手に、さあいよいよ「Pacific Central Station(パシフィック・セントラル駅)」から「VIA鉄道」に乗り込みます!
約20時間の「VIA鉄道」の鉄道旅です。どんな体験が待っているのでしょうか!?
興味のある方は、予約のご案内から問い合わせて見てください。
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今回のカナダ・アルバータ州のブログ取材について
アルバータ州観光公社から取材の依頼を頂き、カナダ・アルバータ州をブログ取材します。2011年夏、2014年冬に続く3度目のカナダ取材です。
過去のカナダ・アルバータ旅の記事
▼カナダ・アルバータ州・バンフのブログ旅まとめ(ロッキー山脈とスキーと犬ぞりとアルバータ牛と) #冬のカナディアンロッキー
▼【ネタフル・カナダ支局】カナダ・アルバータ州ブログ旅まとめ(恐竜と先住民とスタンピードと)