「吉野家」が不振…過去最悪の最終赤字にという記事より。
牛丼チェーン「吉野屋」を運営する吉野家ホールディングス(HD)が深刻な業績不振にあえいでいる。14日発表した2010年2月期の連結最終損益は「吉野家」の販売苦戦などから、89億円の赤字(前期は2億円の黒字)に転落。
「吉野家」が深刻な業績不振ということですが、すごいですね、89億円の赤字とは‥‥。2010年2月期の連結最終損益です。
BSE騒動で牛丼が販売できなくなった、2005年2月期の7億円の赤字を大きく上回っています。
不振の背景には「やることやることが他社の追随で、判断が後手に回った」(業界関係者)との指摘がある。昨年12月に競合が定価を値下げする中、当初は「値下げはしない」としていたにもかかわらず、今年1月と4月に期間限定値下げに乗り出すなど戦略は迷走を続けた。
ほんと、迷走してますよね。最近では「特大盛」「軽盛」とか発表していますが、果たしてどのくらいの効果があるのか。
「商品開発などで売り上げ増に向けた施策を進める」としていますが、果たして「吉野家」は再浮上することができるのでしょうか。
「吉野家」といえば、最近では「キン肉マン」の作者であるゆでたまご嶋田氏が「キン肉マンが吉野家ではなくすき家を選んだワケ」と、ツイッターでつぶやいて話題となっています。
絶縁状つきつけたキン肉マン作者が吉野家と「確執」激白という記事にもなっているのですが、吉野家では「(経緯は)事実と違うと考えています。こういう感じ方もあったということですね」とコメントしています。
ゆでたまご氏が「《永久でタダで食えるふれこみ》のどんぶりを受け取ったが、実際は無料にならなかった」ということも一因にあるようなのですが、しかしこれについては、2003年時点で吉野家に問い合わせした人に、次のような返信がきています。
(2)「名入りのどんぶり」を持ち込むと無料で食べられるかどうかについて
あくまでも感謝の意味を込めた記念品として「名入りのどんぶり」を贈呈しておりま
すので、牛丼を無料することはどなたにもいたしてはおりません。以前に一部他の方
に対し無料で提供したような誤解もある様でございますが、過去どなたにも「名入り
のどんぶり」により無料で提供いたしたことはございません。
さらに「名入りのどんぶり」を持ち込むと牛丼がタダになるというのは、ゆでたまご氏の思い込みだった可能性も指摘されています。
「キン肉マンII世」7巻の表紙裏の作者コメントに「このmyどんぶりを持ってったら、全国どこのY野家さんでも牛丼をタダにしてもらえませんかね~?」と自身で書いているようです。
これらの事態を受けて、同じく牛丼業界のゼンショーは、ツイッターで次のようにつぶやいています。
TL上には嶋田先生のご発言を受けて吉野家さんを叩くツイートが多数流れています。弊社の広報がこう言うのは自分の首を危うくするかもしれませんが、吉野家さんというブランドがあってこそ牛丼がここまで来られたと個人的には思います。経緯がどうあれ、牛丼業界を温かく見守ってください。