【どうなるナビスコカップ】「ヤマザキナビスコ」ライセンス終了で社名変更を発表 → 「オレオ」「リッツ」今後はモンデリーズ・ジャパンが販売へ

2016 02 12 1703

モンデリーズ・ジャパン、2016年9月から「オレオ」、「リッツ」、「プレミアム」の国内販売開始~世界で愛されるブランドを日本でも展開~というプレスリリースがあり「なにごと!?」と思ったら「ヤマザキナビスコ」とのライセンス契約が終了するという発表でした。

2016年9月1日より「モンデリーズ・ジャパン」が「オレオ」「リッツ」「プレミアム」を販売するとしています。

「モンデリーズ・ジャパン」社長のコメントです。

「過去45年以上に渡って、ヤマザキナビスコは『オレオ』、『リッツ』、『プレミアム』などのナビスコ製品の製造・販売を行ってきており、ブランド認知への多大な貢献をしてきてくださったことに大変感謝しております。今後は、モンデリーズ・インターナショナルのネットワークにおける知識と経験や、製品開発力、品質面の強みなどを生かし、『オレオ』、『リッツ』、『プレミアム』など、世界で愛される私たちのブランドの更なる浸透・拡大を目指します。」

「モンデリーズ・ジャパン」は、日本国内では「クロレッツ」「リカルデント」「ストライド」「キシリクリスタル」「ホールズ」といった、ガムやキャンディーの製造・販売を行っているということです。

「モンデリーズ・インターナショナル・インク」が、ビスケットの「オレオ」「ルー・ビスケット」「ナビスコ」といったブランドを有しており、今回はライセンス契約の終了とともに、それらブランドをグループ会社の「モンデリーズ・ジャパン」が取り扱うということになります。

「ヤマザキナビスコ」、ライセンス契約終了で社名変更へ 「オレオ」「リッツ」など製造終了によると、

1970年に山崎製パンと米Nabisco、日綿実業(現・双日)の合弁会社として設立し、ナビスコブランドの製品を生産。88年にNabiscoから株式を買い取り、子会社化。現在はNabiscoを傘下に持つMondelez Internationalからライセンスを受け

という経緯になっています。当初は山崎製パンとナビスコの合弁会社でしたが、ナビスコが「モンデリーズ・インターナショナル」の傘下に入り、そこからライセンスを受ける形になっていたのですね。

もちろん、これは「ヤマザキナビスコ」にも影響がありまして、2016年9月1日より「ヤマザキビスケット」という新社名になることが発表(PDF)されています。9月以降は、「チップスター」「エアリアル」「スリムサンド」等の既存製品に加え、魅力ある新製品を順次発売するとしています。

また、従来はライセンス契約によって制限されていた海外事業にも取り組むとしています。

どうなる「ヤマザキナビスコカップ」!?

個人的に気になるのは、Jリーグのカップ戦である「ヤマザキナビスコカップ」なのですが「ヤマザキビスケットカップ」として継続されるのでしょうか? 今は「ナビスコカップ」が通称ですが、そうなると「ビスケットカップ」と呼ばれるようになるのでしょうか。

2016年の大会概要も出てまして、準々決勝の第2戦が2016年9月4日にあり、つまり社名変更した後に準決勝や決勝があるということになります。

名称がどうなるのかも気になりますが、こうした事情を鑑みると、今回のライセンス終了は意外に急に決まった話だったのかも!?

追記:「ナビスコ杯」ヤマザキナビスコが社名変更しても特別協賛は継続へ → 大会新名称は未定という記事を書きました。

追記:「ヤマザキナビスコ杯」準々決勝から大会名称変更へという記事を書きました。