「ガンダムが教えてくれたこと 一年戦争に学ぶ“勝ち残る組織”のつくり方」という書籍が出版されているのは知っていたのですが、わざわざ読んでみようとは思っていなかったのです。
ホワイトベースはアムロの「戦場」、ブライトは口うるさい「上司」です。地球連邦軍は「官僚組織」ゆえ、素人集団のホワイトベースを認めようとしません。ジオン公国軍は典型的な「同族会社」で、家族同士の対立で崩壊します。アムロはクルーの応援で勝てたのに対し、シャアは一匹狼…。そう、ガンダムの世界は、実は「組織論」として読み直せるのです。ガンダムに学ぶ、混迷の時代を勝ち抜くマネジメント術。
こういう解説を見ると「おやおや?」と、ちょっと興味をそそられるのですが、さらに土井英司さんの書評を読んで興味爆発。
▼ガンダムに搭乗できるパイロット四つの条件、アムロやシャアに学ぶマネジメント・経営戦略の要諦
<ブライトは、命令違反を犯したエースパイロットのアムロを特別扱いせずに、「一時的にガンダムから降ろす」という処分をしています。結果的にこれがアムロの脱走を引き起こすのですが、しかし、この処分と、アムロが復帰したのちに独房に入ることで、ブライトの指揮が絶対であることを、全クルーに徹底させることができました>
なるほどね〜。逆に、それほど詳しくない人が、もう一度ガンダムを読み解くのにも面白いかもしれませんね。
▼ガンダムが教えてくれたこと 一年戦争に学ぶ“勝ち残る組織”のつくり方