Appleが、社外取締役会会長にアーサー D. レビンソン(Arthur D. Levinson, Ph. D.)を指名したことを発表しました。
レビンソン氏は2005年以来、Apple取締役会の共同リードディレクターであり、取締役会に置かれた3つの委員会(監査および財務委員会、指名および企業統治委員会、報酬委員会)すべてで委員を務めてきた人物です。
AppleのCEO(最高経営責任者)であるティム・クックは次のように述べています。
「アートは2000年に取締役に就任して以来、Appleに多大な貢献をしてきました。また共同リードディレクターとしても最も長く務め、彼の洞察と指導力はAppleとその従業員、株主にとって非常に貴重なものです。」
アート・レビンソンは次のように述べています。
「Appleの取締役会会長に指名され、ボブをチームに歓迎することをとても名誉に思います。Appleは、私たちの生活をシンプルに、より良いものにする、本当に革新的な製品の提供を通じて、常に自らを革新していくことにフォーカスしています。そのことに関われることを私は非常に誇りに思っています。」
ボブというのは、同時に取締役に就任した、ウォルト・ディズニー・カンパニーのロバート A. アイガー(Robert A. Iger)社長兼最高経営責任者のことです。
ロバート A. アイガーについて、ティム・クックは次のように述べています。
「ボブと私は過去数年にわたってお互いのことをとても良く知るようになりました。Appleの取締役会はすでに非常に強力ですが、ボブがさらに大きな貢献をしてくれるものと、現取締役全員が期待しています。ディズニーでの彼の戦略的構想の基礎には3つの原則があります。すなわち、考えられる最高のクリエイティブコンテンツを生み出すこと、イノベーションを育成し最新のテクノロジーを利用すること、そして世界中の新市場に進出することです。まさにAppleの取締役会に相応しい人材です。」
ボブ・アイガーは次のように述べています。
「Appleは一貫して高品質な、本当に革新的な製品を作り出すことで比類なき成功を収めています。そんな素晴らしい会社の取締役会に加わることをとても嬉しく思います。長年のおつきあいを通じて、現在ティム・クックを先頭に素晴らしい仕事をしておられる経営陣の方々を知り、尊敬するようになりました。この経営陣ならAppleの勢いと成功を今後も確実に継続していけるリーダーシップとビジョンを持っていると確信しています。」
アート・レビンソンは「80本以上の科学論文の著者および共著者であるほか、11の米国特許の発明者」でもあるそうです。