楽天が、格安SIMサービスの「フリーテル」を買収することを発表しました。楽天、格安スマホ「FREETEL」事業を買収という記事になっています。2017年11月1日に「フリーテル」を展開するプラスワン・マーケティングから、国内MVNO事業を会社分割方式で承継する予定とのことです。
楽天が承継するのは、「FREETEL SIM」(「使った分だけ安心プラン」「スマートコミコミプラン」など)や、FREETEL SIMに付帯する通話サービス(「FREETELでんわ」など)。
先行者利益を狙っての低価格戦略だったのかもしれませんが、そこまでユーザー数が伸びなかったのでしょうか。すぐに相次いで大手も参入しましたし。個人的には通信サービスで価格競争をするのは、かえって不安に思います。そこそこの価格で良いので、安定したサービスを望みます。
「サービス提供元や契約先は11月1日から楽天になるが、サービス内容やAPN設定に変更はない」ということですが、いずれは「楽天モバイル」に吸収されていくのではないでしょうか。
買収金額が5億2,000万円だそうで、楽天が債務超過寸前のフリーテルを買う理由という記事にもなっていますが、大赤字だということです。
今回分割し楽天に譲渡する国内格安スマホ事業の総資産は18億円、負債合計は30億円。差し引き約12億円の債務超過である。その債務超過の事業を楽天は5億円で買収する。
これで楽天モバイルはOCN、IIJmioに続くものの、IIJmioと肩を並べる国内シェアとなるそうです。今回の楽天モバイルによるフリーテルの買収は、MVNOの再編の始まりになるでしょうか。
ぼくはIIJmioを利用しています。