ウコンの成分がガンの成長を抑制するという研究結果が発表されるそうです。「それならウコンをたくさん飲めばいいのか?」となりそうですが、そういうものではありません。がん抑制に「ウコン」の力…抗がん剤と遜色なくという記事になっていました。
カレーの香辛料ターメリックとしても知られる「ウコン」の成分を利用し、がんの進行を大きく抑えることにマウスの実験で成功したとする研究結果を、京都大のチームがまとめた。
ガンの成長を抑制する効果が見られたのはウコンの成分である「クルクミン」です。抗ガン作用は知られていたものの「有効成分の大半が排せつされるため血液中の濃度が高まらず、効果があまり出ない」という課題がありました。
そこで研究グループは排泄されにくい「クルクミン」の科学物を合成し、マウスで実験を行ったそうです。
人の大腸がんを移植したマウス8匹に注射したところ、3週間後の腫瘍の大きさが、治療しない同数のマウスの半分以下に抑えられた。
ということで、普通にウコンを摂取しても効果はなさそうです。あくまでも「クルクミン」の化合物ということです。
とはいえ、副作用もほとんどなかったということから、これが人間にも効果があると認められれば、新たな抗がん剤となる可能性もあるのでしょう。