クマムシ固有の新規タンパク質がヒト培養細胞の放射線耐性を向上させることが発見される

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リアル・コッペリオンです。東京大学などが、クマムシ固有の新規タンパク質がヒト培養細胞の放射線耐性を向上させることを発見したことを発表しました。クマムシ固有の新規タンパク質がヒト培養細胞の放射線耐性を向上 – 東大という記事になっていました。

今回、同研究グループは、クマムシのなかでも特に高い耐性を持つヨコヅナクマムシのゲノム配列を高精度に決定。同種が約2万個の遺伝子を持つことを明らかにし、このうち52.5%はほかの動物の遺伝子と類似していたが、41.1%はクマムシ固有の新規遺伝子、1.2%は外来遺伝子を含むことがわかった。

クマムシは外界の乾燥に応じて脱水した「乾眠」という状態になると、超低温・高温・真空・高い線量の放射線照射などの極限状態に耐えることで知られています。

今回の研究により、新規タンパク質「Dsup(Damage Suppressor)」が発見され、ヒト培養細胞に導入したところ、放射線障害から保護することが明らかになったということです。

クマムシが放射線耐性を向上させるタンパク質を持っていた‥‥ということなのですね。恐るべし、クマムシ。

詳しくは記事でご確認を。