中谷美紀主演で映画化されたからだと思うのですが、Dモーニングにハツキスから出張してきた洋裁店の物語「繕い裁つ人」を読みました。昔はどの街にも洋裁店てあったのじゃないかなー、近所にもあるけど、作り手が着る人のことを思いながら服を仕立てるとかこんな感じなのかしら、と思いながら読みました。ゆっくり、しっとりした物語です。「自分の美しさを自覚している人に私の洋服は必要ないわ」
「着る人の顔が見えない洋服なんか作れないわ」「夢見るための洋服を作ってるんです。生活感を出してどうするんですか」祖母の洋裁店を受け継いだ、二代目の市江。
予告編で見た物語は、Dモーニングに掲載された物語、そのままですね。あれが映像化されているのかー。頑固な主人公の市江のイメージは、中谷美紀にぴったりです。服にまつわる生活があります。